強い送球へ“腕の振りすぎ”は逆効果 手投げ解消→しなり生む「骨盤回旋ドリル」

更新日:2026.06.25

文:First-Pitch編集部

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高島誠トレーナーが解説…素早く安定したスローイング習得術

 守備において、捕球から送球へスムーズに移行できない選手は多い。素早く安定したスローイングを実現するには、下半身主導の動きが不可欠。オリックスやMLBのナショナルズでトレーナーを務めた高島誠さんは、力まずに投げる体の使い方を習得する方法として「ランジからの骨盤回旋ドリル」を推奨している。

 手投げになる子どもは下半身で送球のきっかけをつくれず、手を先に出してしまう。下半身主導で投げるには、踏み出した足にしっかり体重をかけ、骨盤を回転させる力を使う必要がある。前足の骨盤を回すか、後ろ足の骨盤を出すかは選手のタイプによるが、いずれにせよ骨盤の動きが投球のスイッチとなる。

 この動きを習得するのが、足を前後に開いて行うエクササイズ「ランジ」の姿勢から、骨盤を鋭く回旋させるドリル。右投げなら左足を前に踏み出し、その姿勢を安定させることが大前提だ。「最初のランジが安定しないようでは、そもそも回るものも何もない」と高島さん。安定した姿勢を作り、骨盤を意識して素早く回していく。

 骨盤回旋ができると、正面を向いてスローした際に変化が生まれる。力まなくても、腕が自然と後方に引き伸ばされる。腹部に力が入り、「しなり」が生まれるのだ。腕が後方から前方に戻ってくる“反動”を利用し、お腹でリリースする感覚だ。

 注意点は、ボールを強く握り込まないこと。筋肉が硬直すると、トップを作っても「カチカチなので、動かなくなります」。速く動かすには適度に力を抜くことが重要。骨盤回旋を身に付ければ無駄な力が抜け、自然と腕が走るようになるはずだ。

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