球速アップに直結も…股関節外側は「硬い子がいっぱい」 開き抑える“くの字ストレッチ”

更新日:2026.06.05

文:First-Pitch編集部

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長坂秀樹氏が推奨…球速アップのための股関節ストレッチ

 球速アップのための体重移動をどうスムーズに、力強く行うか――悩む投手は多い。身長168センチで150キロ超の直球を投げ、日米の独立リーグで活躍した野球塾「Perfect Pitch and Swing」代表の長坂秀樹さんは、前提として股関節の外側の柔軟性が大切だと指摘する。現ナショナルズの小笠原慎之介投手の中学生時代も指導している長坂さんが、球速向上に直結する「くの字ストレッチ」を提案する。

 投球で前足を踏み込む際、股関節が内に入る「くの字ステップ」の形になるプロの投手を見かけるだろう。長坂さんは、股関節の外側が柔らかくすることで「並進運動(体重移動)の移動距離を多くとって、エネルギーを発揮させてあげられる」と語る。柔軟性を高めれば、投球時の開きを抑えてスムーズな体重移動が可能になる。

 方法は、床に三角座りをし、立てた膝を片足ずつ内側に倒す。この時、倒した足の形が“くの字”になる。イチロー氏も現役時代によく実践していたイメージがあるだろう。シンプルなストレッチだが、股関節が硬いと上半身が外に逃げたりお尻が浮いたりするため注意が大切だ。一人で行う場合は、内側に倒した足を反対側の足で上から押さえてあげるといい。

 二人一組なら、倒した足をパートナーが押さえ、それを跳ね除けるように上に上げる。負荷に対してパートナーが適度に力を抜くことで可動域が広がる。小中高を指導する長坂さんは「(現役を終えている)僕より硬い選手はまだまだいっぱいいる」と話し、ピッチャーには簡単にできるようになってほしいと重要性を説く。

 これができれば、両膝を内側に倒して座る“おねえさん座り”も簡単にできるようになる。長坂さんが「ピッチングの助けになる」と強調するように、股関節の柔軟性はパフォーマンス向上に不可欠だ。少年野球の選手も日々の練習前の習慣として取り入れ、エネルギーを無駄なく伝えるフォームを目指してほしい。

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