2人の沢村賞投手が語る直球の握りの“神髄” プロが伝えるピッチングの極意とは?

公開日:2022.04.23

更新日:2023.11.02

文:First-Pitch編集部

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元プロ野球選手・スコアラー・トレーナーが少年野球の悩み解決

 野球人生を大きく変えるきっかけをつくる技術向上プログラム「ターニングポイント」は、元プロ野球選手をはじめ、指導者や栄養士ら様々な分野の専門家が少年野球の子どもたちや保護者の悩みを解決している。投球特集では沢村賞受賞歴のある2人に加えて、スコアラーやトレーナーらが速い球を投げる方法などを動画で解説。2人の沢村賞投手でも直球の握りが異なるように、子どもたちにとってベストな知識や指導は違いがある。

 子どもの体格や性格が違えば、適した体の使い方や練習方法は変わってくる。各分野のプロが動画で解説する「ターニングポイント」では、複数の視点から野球少年・少女や保護者の悩みを解決している。

 投球特集には、ともに沢村賞受賞経験のある元中日・山本昌氏と元ソフトバンク・摂津正氏が出演している。2人とも直球の握り方を明かしているが、同じではないのが興味深い。動画を見た子どもたちは、2つを試した上で自分に合った方法で技術を磨ける。技術を向上させる正解は決して1つではないのだ。他にも、山本氏は少年野球で度々耳にする「肘を上げろ」という指導の問題点を指摘。摂津氏はコントロールを向上させる練習法などを伝えている。

 ロッテや巨人で活躍し、現在は中学硬式野球チーム「都筑中央ボーイズ」で会長を務める前田幸長氏は、ボールのキレについて解説。スピン量を上げて伸びのある直球を生み出す指先の鍛え方を説明している。巨人やWBC日本代表で選手を分析するスコアラーを務めた三井康浩氏は、投げ方のタイプが縦回転か横回転かで必要な技術が変わると説く。縦と横、どちらの回転なのかを見極める方法や、怪我のリスクを抑える投球フォームを動画で伝えている。

 昨シーズンにリーグ最多安打を記録したロッテ・荻野貴司外野手をはじめ、子どもからプロまで幅広く選手を指導しているトレーナーの木村匡宏氏は、最も力を発揮できる姿勢「パワーポジション」を重視し、パフォーマンスアップをサポートしている。パワーポジションは個々の選手によって違い、動画を見れば自分に適したテイクバックの見つけ方や腕の使い方などが分かる。

 知識も経験も豊富な出演者が解説する「ターニングポイント」には、ライバルとの競争に勝ち抜くヒントが詰まっている。

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