
生島峰至さん解説…ゴロ捕球の“1歩目”を最優先する守備ドリル
内野守備において、ゴロに対する1歩目のスタートが遅れてしまうと悩む選手は多い。打球への反応を早くすることは、守備範囲を広げるために欠かせない要素だ。この1歩目の反応とスタートを改善する「振り向きざまノック」という練習法について、大阪桐蔭高出身のベースボールアドバイザー・生島峰至さんが解説する。
1歩目が遅れる原因の1つは、打球を見すぎることにある。生島さんは「ずっと打球を見ているからこそ、逆に動けないことがある」と指摘する。最初から見えているとバウンドを合わせようとしすぎて足が止まりやすいが、見えない状態からスタートすることで、自ら動いてボールに入っていく必要性が生まれるという。
実践方法はシンプルだ。適度な距離に離れてノッカーに対して完全に背中を向けて立つ。バットにボールが当たる音を聞き、素早く振り返って打球を探す。左右に打球がずれている場合は、すぐにスタートを切らないとバウンドに間に合わない。音への反応と1歩目の強さを養うため、周りにいる選手はなるべく静かにすることも重要だ。
ノックができない環境でも工夫次第で実践可能だ。手投げでゴロを転がしてもらい、ボールを手放した瞬間に声を出して振り返らせる。どうしてもゴロが弱くなるため、「ちょっと意地悪でボールが転がってきてから『はい』っていう声を出してもらっても大丈夫です」と生島さんは提案する。
注意点として、きれいな捕球姿勢を作ることよりも、反応とスタートを最優先する。「無理やり捕球姿勢を作ろうとするというよりは、スタートと反応を意識してほしいです」と生島さん。集中力を使う練習のため、1セット7分程度を目安に行う。この練習で1歩目のスタートを早く切る感覚を身につけ、鉄壁の守備を手にしてほしい。
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