飛距離アップへ「胸郭で引っ張る」 スイングが爆発的に加速する“捻転振り出し”

更新日:2026.10.02

文:First-Pitch編集部

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廣畑実氏が推奨…打撃を激変させる胸郭の連動とバットの振り出し

 スイングスピードを上げ、飛距離を伸ばしたいと願う野球少年・少女たちにとって、腕力だけに頼るスイングは大きな壁となる。打球が飛ばない、ゴロや力のない飛球ばかりになる原因の多くは、バットと体が同時に回ってしまう“手打ち”にあるからだ。大阪桐蔭高の元主将の廣畑実さんは、打撃向上には下半身と上半身の連動が不可欠だと指摘する。

 廣畑氏が重要視するのは、胸部周辺の骨格である「胸郭」の使い方だ。多くの子どもたちは腕の力だけでバットを出そうとするが、それではヘッドが走らない。トップレベルの選手たちは腕ではなく、胸郭を使ってバットを引き出しているのだという。「腕でバットを出すんじゃなくて、胸郭で引っ張ってきて振る。本当にトッププレーヤーの技術です」と、その重要性を説く。

 そこで廣畑さんが「絶対にバッティングが良くなる魔法の動き」と推奨するのが「振り出しドリル」である。まずは前足のかかとを浮かせた状態で構え、トップの位置からバットを背中の後ろ側で回していく。この時、胸郭を意識して動かしながらバットを回すことがポイントだ。その流れのまま、前足のかかとを地面につけてスイングへと移行していく。

 この動きを繰り返すことで、スムーズにバットを出していくための流れが自然と分かってくる。ただし、普段胸郭を使い慣れていない選手がいきなり行うと、体を痛める可能性があるため、実践前には必ず胸周りのストレッチを入念に行うことが重要だという。

 この基礎ができるようになれば、さらに前進しながら行う「捻転振り出しドリル」へと発展していく。前足が着地する瞬間の腕の寄せ方など、特有の動作が爆発的なスイングを生み出すという。この胸郭の連動や、スイングスピードをゼロから100へと一気に引き上げる細かな体の使い方は、正しい動きのプロセスを映像などで確認しながら実践し、上のカテゴリーで通用する打撃を手に入れてほしい。

読んで理解したら、次は動画で習得する

 飛距離を伸ばすには、スイングの理論を理解するだけでなく、正しい動作を実際の映像で確認しながら体に落とし込むことが大切です。記事で紹介したような練習法や考え方を、映像で確認しながら習得したい方は、First Pitchと連動している野球育成動画サービス「TURNING POINT」(ターニングポイント)をご活用ください。

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