体の硬い選手は「高校の目に留まらない」 股関節周りをしなやかにする“バウンディング”

更新日:2026.08.13

文:First-Pitch編集部

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股関節の強さと柔軟性を生む「バウンディング」

 中学生年代は“憧れの強豪高校”進学を見据える時期でもあるが、成長期によって筋肉がつくことで、体が硬くなったり、関節可動域が狭まったりする選手は少なくない。身長168センチで球速150キロ超の直球を投げ、中日ドラフト1位で現巨人の小笠原慎之介投手の中学時代を指導した長坂秀樹さんは、上のレベルで活躍するための股関節の柔軟性向上を重要視。体全体をダイナミックに動かしながら股関節周りを鍛える「バウンディング」を紹介している。

 長坂さんによれば「体の硬い選手は、なかなか高校からの目に留まらない」という。股関節や背骨が硬いと怪我のリスクが高まり、技術向上にも悪影響が出る。まずは地味な練習で柔軟性を身につけ、しなやかな動きの土台をつくることが将来への大きなプラスとなる。

 そこで推奨するのが、股関節周りの柔軟性を生む「バウンディング」だ。腕立て伏せの姿勢から、左足を伸ばしたまま、右足を曲げて右手の横へ持ってくる。おへそと顔を前に向け、腰を大きく上下に弾ませる。その後、左右の足を一気に入れ替え、「イチ、ニ、イチ、ニ」のリズムで弾みながら入れ替え動作を繰り返していく。

 前方向に慣れたら、曲げた足を横方向へ向ける動作も取り入れる。おへそが横を向くようにすると、お尻周辺にテンションがかかるはずだ。両方の動きを覚えたら「前、前、横、横」と弾みながら足を入れ替える。背骨を大きく動かし、体を弾ませることが上達のポイントになる。

 この練習は強度がやや高く、肩甲骨や股関節周りに効果的なストレッチと刺激が入る。実際にやると心拍数も上がり、終わった後も弾むように歩いてしまうほどだ。「ウオーミングアップにも最適」と長坂さん。毎日の練習前に取り入れ、怪我のないしなやかな体を作りたい。

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