速い打球への恐怖心は「正面に入るから」 ゴロ捕球上達へ…“当てて落とす”新常識

更新日:2026.11.06

文:First-Pitch編集部

XFacebookLineHatena

エラーの予感を横から見る視点…「正面」が距離感を狂わせる

 少年野球の現場でよく耳にする「体で止めろ」という指導者の声。強烈な打球に対して恐怖心を抱き、腰が引けてしまう選手は少なくない。痛みや恐怖から体が硬直すれば、かえって大きなミスを誘発する。守備特化型の「ディフェンスデザイナー」として活動し、子どもからプロまで指導する武拓人さんは、こうした根性論とは一線を画す解決策を提示している。

 速い打球に対してエラーしてしまう根本的な原因を、武さんは「真正面に入ってしまうこと」だと指摘する。「他のポジションの子がエラーしそうな時、『あ、やるな』って横から見ていてなんとなく分かる。それは、バウンドの高さや速さが見えるから。でも、打球の正面に入ると、それが見えないんです」。ボールとの距離感が測れなくなることが、さらなる恐怖心を生む悪循環に陥っているという。

 そこで武さんが推奨するのが、無理に捕球しようとせず、ボールに対して少し横にずれて構えることだ。打球の軌道を横から見る視点を作ることで、バウンドの高さや速さを冷静に判断できるようになる。

 そして、速い打球に対しては、無理に捕りにいくのではなく「グラブに当ててあげる」イメージを持つことが重要だという。勢いのあるボールは、自然とポケットに収まるか、弾いて前に落ちる。前に落としたとしても、落ち着いて拾って送球すれば、十分にアウトにできる。「速いボールは、グラブで止めてしまっていい」。この発想の転換が、精神的なプレッシャーを取り除いてくれる。

 ボールの勢いを恐れて、グラブを上に上げて逸らしてしまうのは「もったいない」と武さん。打球は必ず前から後ろへと向かうため、体を後ろに向けつつグラブを打球に合わせてあげることで、捕球チャンスも生まれる。ボールを怖がらずに扱える体の使い方と発想の転換が、子どもたちから恐怖心を消し去り、確実なアウトを生み出していく。

読んで理解したら、次は練習で試す

 理論を知るだけでなく、実際に動作を確かめながら体に落とし込むことが大切です。記事のような様々な練習法を家庭やチームの練習に生かしたい方は、First Pitchと連動する野球育成サービス「TURNING POINT」(ターニングポイント)をご活用ください。動画では、投げ方・打ち方から食事や声かけまで、専門家の解説を何度でも見返せます。

 さらに、イベントでは専門家の解説をリアルタイムで聞け、会員限定コミュニティでは保護者・指導者・講師がつながって悩みや解決策を共有できます。毎週水曜には、野球の経験がその後の人生にどう生きたかをFirst Pitch編集部が取材した、TURNING POINTでしか読めない連載も届きます。

 今なら11月30日まで限定で、リニューアル記念キャンペーンとして初月無料で始められます。この機会に、次の練習から試してみてください。

期間限定の初月無料キャンペーンを詳しく見る
✓ 11月30日までの限定キャンペーン ✓ 動画で学び、イベントで深め、仲間と相談できる

 辻正人さん(多賀少年野球クラブ監督・全国大会3度優勝)、菊池タクトさん(野球スキルコーチ)、高島誠さん(元オリックス・MLBトレーナー)、渡邊元美さん(元横浜高校野球部寮母・管理栄養士)をはじめ、元プロ野球選手など70人以上の指導者・専門家が出演しています。

■TURNING POINTの特徴を詳しく見る

トレンドワード