打球が飛ばない原因は“手首の操作” 大阪桐蔭OBが説く「センター返し」の真の意味

更新日:2026.10.22

文:First-Pitch編集部

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生島峰至氏が推奨…置きティーで見つける理想の立ち位置

 少年野球の現場でよく聞かれる「センター返しを打て」という指導。しかし、これを意識するあまり、手先だけでバットを操作してスイングが弱くなってしまう小学生は少なくない。大阪桐蔭高で甲子園に2度出場するなどアマチュア球界のトップで活躍したベースボールアドバイザーの生島峰至さんは、“手打ち”の連鎖に警鐘を鳴らし、飛距離が伸びる適切なヒッティングポイントの掴み方を解説している。

 生島さんが指摘するのは、小手先で打球方向を無理に調整しようとするリスクだ。引っ張ってしまったり、逆方向に飛んだりした際、多くの子どもは手元でバットの角度を変えてセンターへ飛ばそうとする。しかし、この修正法こそが力を逃がす原因になるという。

「手を使ってバットの角度を操作してしまうと、体は前に突っ込んで、強いスイングができない」。バットの角度をいじると体が前に出てボールに詰まったり、下半身の力がうまく伝わらなくなったりする。これでは、本来の目的である強い打球を飛ばすことは到底できない。

 そこで重要になるのが、バットの軌道ではなく、練習で適切なポイントを掴むこと。生島さんが推奨するのは、置きティー打撃の中で「軸足からポイントまでの距離」を測る方法である。ボールの位置は変えず、軸足の位置を前後に微調整していく。

 引っ張り方向に打球が飛ぶのなら、立ち位置を前に。逆方向に飛ぶなら後ろに。それぞれ微調整を加えていく。「自分はどの立ち位置で打つと、強くセンター方向に打てるのか。そのポイントを掴んだら、ひたすらそこで打ち続けてほしいです」。一番力が入る軸足の場所さえ見つかれば、無理な操作をしなくても自然と強い打球はセンターへ飛んでいく。理想の距離感を体に刻み込むことが、力強いスイングを手に入れる近道となる。

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