外野フライはキャッチの瞬間に「一歩前に出る」 GG賞3度の名手が実践する“極意”

文:First-Pitch編集部

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森本稀哲さんは日本ハムで3年連続GG賞を受賞した

 日本ハム、横浜・DeNA、西武で計17年間プレーした森本稀哲さんは、2006年から3年連続ゴールデン・グラブ賞を受賞するなど、外野の名手として名を馳せた。フライ捕球の際に気をつけていたことはボールを常に「自分の前に置いておく」ことだったと解説。実際に見本を示し、捕球の“極意”を明かしている。

 森本さんが明かした“極意”とは、捕球の際に一歩前に踏み込むこと。この動きを習慣づけることで、自分の体のラインより後方にボールが行くことがなくなると解説する。

 フライ捕球で後方に一歩足を出すのと、前方に一歩出すのとでは難易度が「もの凄く変わってくる」とも説明。簡単なフライであっても、最後に一歩前に出て捕球することを心掛けていたという。

 ただ、高く上がったフライに対しては体を前に置き過ぎると、ボールが手前に落ちてしまうこともあると指摘。「それだけは気を付けて」と注意を促している。

 日本ハム時代、現監督の新庄剛志氏、現GM稲葉篤紀氏らと“鉄壁の外野”を築き上げた。今季からは日本ハムの外野守備走塁コーチとしてチームを支える。スペシャリストが勧める“一歩前に踏み込む捕球”は、子どもたちにも参考になりそうだ。

【実際の映像】GG賞3度…名手・森本稀哲氏が実践 フライ捕球の“極意”はキャッチの瞬間の「踏み込み」

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