メディシンボールでフォーム固め 動きを1つずつ加えて連動

 菊池さんは前傾姿勢を覚えるために、メディシンボールを使っている。トレーニングは2人で向き合って、1人が相手に向かってボールを下から投げる。もう1人は前傾姿勢を取りながらボールを捕る。

 この時、膝は前に出さず、お尻は高い位置を保ったまま後ろに引く。中学1年生であれば2キロのボールから始めて、体の成長に合わせて重いボールに変えていく。

 理想の前傾姿勢を覚えたら、形を維持したまま体にひねりを加えてボールをキャッチする。これは、打撃のテークバックの動きにあたる。次のステップは、ひねりを加えながら、前足をステップ。1つ1つ動きを増やして連動させていくのだ。分割して体の使い方を覚えると、自分が苦手とする動きが分かりやすい。

 トレーニングの最後は実際に球を打って感覚を確かめる。菊池さんは「動いている球を打つと、体の動きをチェックするのは難しいと思います」とティー台を使った練習を勧めている。反復練習した動きを数回確認してイメージをつくってから、ティー台に置いた球を打つよう伝えている。

 日本ではティー打撃やフリー打撃、素振りなど、一連の動きでフォームを確認したり、課題を修正したりするのが一般的。米国式の練習法も選択肢にすると、パフォーマンスアップの可能性が広がる。

【次ページ】【実際の動画】打撃で重要な“前傾姿勢” 理想のフォームをつくる…メディシンボールを使ったトレーニング

トレンドワード