球速アップに必須の股関節の使い方とは? “前足の壁”を作る「ドロップ&フリーズ」

更新日:2026.08.03

文:First-Pitch編集部

XFacebookLineHatena

米国式野球塾の松本憲明コーチが伝授する“ヒンジ習得法”

 投手の球速アップには下半身の適切な使い方が重要だが、中でも並進運動(体重移動)の際に股関節を折り畳む「ヒンジ」の姿勢を作れるかどうかがポイントだ。渡米経験から自身の球速を143キロから151キロへ向上させ、現在は米国式野球塾「Be an Elite.」を運営する松本憲明さんは、股関節の使い方を養うドリル「ドロップ&フリーズ」を推奨している。

 投球の着地時に膝が曲がって前に出ていると、太もも前側の筋肉ばかりを使ってしまい、力が逃げて強く速いボールを投げられない。球速を上げるには、ヒンジの形を作り、お尻や太もも裏(ハムストリングス)の大きな筋肉をしっかり使えるメカニズムが必要となる。

 適切なヒンジの形ができているかの確認に、松本さんが提案するのが、箱から落ちて止まる「ドロップ&フリーズ」だ。高さ30センチほどの箱を用意するか、難しい場合は階段2段分ほどの高さを使うのでもOK。そこに肩幅程度に足を開いて立ち、腰に手を当て、股関節を折り畳んでしっかりとヒンジを作り、上半身を前に倒す。この状態を保ったまま箱から飛び降りる。

「飛んでいる最中に姿勢はなるべく崩さず、お尻は常に引いた状態で落ちましょう」と松本さん。そして、着地時に元の姿勢のまま、地面でピタリと止まれるかが大切だ。

 着地衝撃で上半身が前に倒れるのは問題ないが、衝撃に耐えきれず膝が曲がって前に出て、下半身が沈む動きは避けなければならない。それだと投球の際も、着地足の膝が前に抜けて、地面反力を得られない。極端なほどお尻を後ろに突き出して、ヒンジの形を保つ意識で取り組みたい。10回3セットを目安に継続し、投球に直結する強い下半身を身につけてほしい。

読んで理解したら、次は動画で習得する

 球速アップには、正しいフォームの理解だけでなく、実際の動きで反復して体に落とし込むことが不可欠です。記事で紹介したような練習法や考え方を、映像で確認しながら習得したい方は、First Pitchと連動している野球育成動画サービス「TURNING POINT」(ターニングポイント)をご活用ください。

 通常は有料会員向けの指導ドリル第1話を、無料会員向けにも公開中です。さらに無料登録だけで、250本以上の指導・育成動画が見放題。メールアドレス・Google・LINEで30秒ほどで登録できます。

無料登録して指導動画を見る
30秒で登録完了 メール・Google・LINEで登録可能

 球速アップ・投球技術の向上を専門とする指導者、元プロ野球選手など専門家70人以上が、投球フォーム・下半身の使い方・体づくりまで、1球速くなるための練習法を動画で徹底解説しています。

■TURNING POINTの特徴を詳しく見る

トレンドワード