空振りも内野ゴロも取れる“万能球種” 沢村賞投手が伝授する「ひっかける」コツ

更新日:2026.05.12

文:First-Pitch編集部

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鷹の元エース・攝津正氏が明かす…“宝刀”シンカーの握り方&投げ方

 野球のレベルが上がると、直球とカーブやスライダーなどの“横の変化”だけでは打者を打ち取ることが難しくなり、落ちるボールが必要になる。2008年ドラフト5位でソフトバンクに入団し、2009年に新人王、2012年に沢村賞に輝いた攝津正氏も、社会人時代に同じ壁にぶつかった。打者から“魔球”と恐れられたシンカー習得の経緯や、精度向上に繋がった握り方を明かした。【記事下の動画を参照】

 カーブやスライダーを見せながら直球で押す投球スタイルでは、カテゴリーが上がると通用しなくなる。新たに落ちる球を身に付けようと、攝津氏はフォークを試したが「全然落ちなくて」と振り返る。そこからシュートやチェンジアップ習得を目指し、チームメートに握りを教わる中でシンカーに行き着いたという。

 シンカーの精度を上げるカギとなったのは、「ひっかける」意識だったという。最初は人差し指、中指、薬指の3本で握ったが落ちなかったため、中指と薬指の間でボールを挟むことで変化を生み出した。「親指は本当に支えてるだけですね。4本の指で強く掛ける」と語るように、サイドスローの投手がシンカーを投げる時のように腕を外側に捻り、ボールをひっかけるイメージで投げたところ、落差が大きくなったそうだ。

 球速や変化の強弱をつけることも重要だ。最初はそのまま抜いて投げ、チェンジアップのように落としていたが、球速を上げるためにやや深く握って指にかけるようにした。「内野ゴロを取りたいとか空振りを奪いにいく時は、結構強めにかけて」と、状況に応じて強弱をつけた。

 実戦での活用法として、右打者の打ちやすいゾーンにシンカーを投げ、わざと引っ張らせてファウルにする配球を挙げる。「打者のポイントが前に出る」ため、体が開いたところで外角に緩い球を投げて打ち取っていた。左右だけでなく、縦に変化するボールを自分のものにすれば、投球の幅は大きく広がるはずだ。

【実際の動画】落ちる球をどう覚える? 鷹の元エース・攝津正氏が伝授する“魔球”シンカーの投げ方

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