スローイングで“肘抜け”はなぜNG? すっぽ抜けやスライダー回転を防ぐ腕振り改善策

更新日:2026.08.28

文:First-Pitch編集部

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プロも指導する菊池タクト氏推奨…正しい腕の振りを身に付けるドリル

 野球の守備において、スローイングが弱かったり、ボールが抜けて悪送球になったりするのはなぜだろうか。米国で培った知識を発信し、現在は福岡ソフトバンクホークスでも指導を行う野球スキルコーチの菊池タクトさんは、動作を細かく分割し、段階的に正しい腕の振りを身に付けるドリルを推奨している。「胸から投げる」腕の振りをチェックし送球の改善に繋げる「片手ビッグボールスロー」を紹介する。

 菊池さんが重要視するのが、投げる方の腕の振り方だ。肘先だけでボールを投げたり、肩だけで回して投げたりするのではなく、胸からきっちり腕を振れることが大事になる。野手でも投手でも同様に、胸からボールを投げられるように腕を振っていく動作が、強いスローイングを生み出す上で必要不可欠だ。

 そこで有効なのが、ハンドボールサイズの大きな球を使った片手ビッグボールスロー。まずは足を肩幅より少し開き、投げる方向に正対して立つ。手のひらを上向きにしてボールを持ち、胸が倒れていく動作と一緒に手のひらも前を向くようにして投げていく。胸と手のひらが向いている方向を同じにすることがポイントだ。

 次は、ステップ足を前に出して同様に行う。やや歩幅を広めに取り、踏み出し足と胸との距離を取るようにする。その距離の幅の中でしっかり胸を倒し、手のひらが前を向く時間も長く取る。後ろ足を地面から離さず、腰から上を使って力強く投げることを心がけたい。

 投げる時に、肘が下がって先に前に出てしまうと、手のひらが上を向いたまま、指先だけで撫でるリスト投げになってしまう。リリースのタイミングがずれると「ボールが上に抜けたり、手首が回ってスライダー回転になったりしやすい」と菊池さんは指摘する。大きいボールを使うことで、こうしたNG動作も理解しやすい。定期的に実践し、肘抜けのない腕の振りを身に付けよう。

読んで理解したら、次は動画で習得する

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