少年野球に多い守備の“無駄” チーム力向上へ必須…小学生で習得したい「3つの想定」

文:First-Pitch編集部

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中日Jr.で日本一2度…元監督の湊川誠隆氏が伝える“守備力向上術”

 学童野球の精鋭によって編成されるNPBジュニアチーム。短い活動期間の中で、どのように組織力を高めているのか。さらには勝つ集団を作るには何が必要なのか。元中日選手で、ドラゴンズジュニアの監督として「NPBジュニアトーナメント」を2度制した湊川誠隆氏は、守備に多くの時間を割く重要性を説く。“決め事”を重視し、事前に次の準備をすることで守備力は飛躍的に向上するという。

 少年野球では、“無駄な動き”が多くなりがちだ。三塁に走者がいる時に三塁手がベースに張り付いたり、二塁に走者がいる時に二塁手や遊撃手がベースカバーに入る動作を繰り返したり……。走者二塁の場合、遊撃手は走者の後方に位置することで“牽制”になる。

 こうした“真のポジショニング”を伝えるとともにバントシフトやランダウンなどの連係プレーを徹底した。「子どもたちは知らないだけなので。伝えてプロのような動きをしましょうというだけの話です」と湊川氏。レベルの高い動きを知って実行することが、組織力向上に繋がる。

 事前準備の重要性も、チームに浸透させた。ワンプレーにつき、考えられる状況を3パターン想定。一塁に走者がいる場合、二遊間の選手はライナーなら一塁、ゴロなら併殺を狙うといった具合だ。練習では毎回動きを止め、状況に応じた準備と思考を徹底させたという。

 打球が飛んできてから、次のプレーを考えるのはNG。事前の準備なく捕球しても、スムーズに次の動作へ移れない。小学生にはハードルが高いと感じるかもしれないが、湊川氏は「やりますよ、子どもたちは。ちゃんとできるようになります」と明言する。正しい方法論を伝えることで、子どもたちは強固な守備力を持つ集団へと変貌していく。

 今年で22回目の開催となる大会は「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2026」として、12月26日~29日に神宮球場とジャイアンツタウンスタジアムで行われる。

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