
土谷鉄平氏が解説…開きを抑えヘッドスピードを上げる練習法
打撃において、バットのヘッドとリストが返る正しいタイミングが掴めないのは、多くの選手が陥る課題だ。卓越したバットコントロールでパ・リーグ首位打者に輝き、中日や楽天など3球団で活躍した土谷鉄平さんは、現役時代に行っていたヘッドスピードを飛躍的に上げる「ツイスト練習」を紹介している。
ツイスト打法といえば、2019年9月12日のDeNA戦で、巨人・丸佳浩外野手が捕手の方に顔を向けながら右翼へ本塁打を放った“ノールックツイスト弾”が有名だ。しかし、土谷さんは「かなり特殊なケースです。試合で使うような打法ではありません」と前置きし、あくまで意識の仕方やスイングの形状を身につけるためのものだと語る。
スイングの際、通常は体が回転してバットが前に出るが、ツイスト練習では体の回転とバットの軌道が逆になる。この“ねじれの動き”によって、ヘッドが返るポイントが明確になるという。具体的な動きとしては、体が回転しきる前に腕が出てきて、下半身が逆の動きをすることによって、バットのヘッドが走る状態を作り出す。
この動作を反復することで、インパクトでヘッドを返す感覚やリストターンの強さを養うことができる。また、体の開きを抑えながらスイングをする意識付けにも非常に有効だ。
よくある間違いとして、下半身が全く逆を向いていないケースがある。これは下半身を止めて壁を作ってスイングをしただけであり、「止め打ち」という別の練習になってしまう。ツイストになり切れていない形に注意し、下半身が腕の動きと連動してしっかりと逆方向へねじれる感覚を意識することが大切だ。
この練習は人によってはかなり難易度の高い動きになるため、相談しながら進めたい。「ある程度やってみて、合わないなと思われた方は、無理をしないでください」と土谷さん。できるようになれば非常に効果的なドリルなので、ぜひ一度トライしてみてほしい。
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