変化球が「からっきし打てない」原因は? 突っ込まない打撃を覚える“ボールローリング”

更新日:2026.07.24

文:First-Pitch編集部

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「Be Baseball Academy」下広志氏が推奨…変化球対応に必須の「分離動作」

 中学生になり変化球が解禁されると、急に打てなくなる選手が多い。その原因は緩急への対応力不足にある。予約が取れない野球塾として話題の「Be Baseball Academy」代表・下広志さんは、強く速いスイングと変化球への対応力を身につけるためのドリル「ボールローリング」を推奨している。

 体重移動で重要になるのは、股関節の「屈曲」「内旋」、そして上半身と下半身の「分離動作」だ。この分離動作ができないと、変化球でタイミングを外された際に体が開いたり、前に突っ込んだりしてしまう。下さんは「変化球だけからっきし打てない、緩急がすごく苦手というパターンが多くなる」と指摘する。

 この課題を解決するのが、柔らかいボールを使った「ボールローリング」だ。100円ショップなどで売っている、サッカーボールほどの大きさの柔らかいボールを、両膝の少し上で軽く挟む。そこからボールを横回転ではなく、縦回転で転がすイメージで股関節周りを動かしていく。胸の中心は動かさず、骨盤と胸の動きを別々にする分離動作の習得を目指す。

 実践する際は、両手をクロスさせて胸に置き、目線を前や下の1点に向けると胸が動きにくくなる。指導者がサポートする場合、上半身が左右に動いてしまう子は肩や胸を押さえ、股関節が動きにくい子には腰あたりを持ち上げて補助する。これをウオーミングアップや打撃練習の前に30回ほど行うと効果的だ。

 注意点は、ボールを動かす際に頭と上体が一緒になって左右に動いてしまうことだ。実際の打席でも下半身の動きに上半身がついていってしまい、スイングで体が開きやすくなったり、前に突っ込みやすくなってしまう。「股関節だけで動かしたい、でも胸は動かさない」という意識で体を個別に動かせるようになれば、変化球への対応力は飛躍的に向上するはずだ。

読んで理解したら、次は動画で習得する

 飛距離を伸ばすには、スイングの理論を理解するだけでなく、正しい動作を実際の映像で確認しながら体に落とし込むことが大切です。記事で紹介したような練習法や考え方を、映像で確認しながら習得したい方は、First Pitchと連動している野球育成動画サービス「TURNING POINT」(ターニングポイント)をご活用ください。

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