「右膝をつける」捕手のメリットは? フレーミング、送球移行…専門家が語る“強み”

更新日:2026.09.11

文:First-Pitch編集部

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捕手指導の専門家・緑川大陸氏が解説…膝をつく構えの使い分けとメリット

 少年野球の捕手の間で、構え方に悩む選手は多い。スタンダードな構えか、左右どちらの膝をついて構えるべきか。捕手育成に定評があり、様々な技術を指導する専門家の緑川大陸さんが、MLBの捕手に見られる「右膝をつける」構えのメリットと注意点を解説している。

 膝をつけた捕球姿勢の話の前に、キャッチングの姿勢に注意すべきポイントが前提としてある。体を縮こまって構えてしまうと膝が邪魔になり、ミットを自由に動かしづらくなっているのが小学生に多いという。「左膝と右膝が遠くに離れていくようなイメージ」で股を開くことが重要になる。その開いたスペースに体を入れることで、障害物のない状態でキャッチングに専念できると緑川さんは語る。

 右膝をつける構えは、左膝が立っているため体を右側に回転させやすく、ミットが流れやすい右打者の内角への投球にも、フレーミングの意識を保ちやすい。また、右膝が立っていると二塁送球の際にステップしにくいが、つけていれば、捕球してそのまま左股関節に体重を乗せるだけで右足を前にステップしやすく、よりスムーズにスローイングに移行できるという。

 また、日本の選手は膝を滑らせて壁を作るブロッキングが主流だが、右膝をつけて左膝が立っていれば、「左足を倒すだけでブロッキングの体勢と角度を作りやすい」と緑川さんは語る。

 左膝をついた時に頭が下がり、肩が前に入りすぎてしまう選手は、右膝をついた方が投手に対して真っすぐ構えられるメリットもある。使い分けできるのが理想だが、股関節の柔軟性には個人差がある。色々な構えを試し、自分に一番やりやすい形を見つけてほしい。
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