
元ヤクルト・志田宗大氏が語る「除脂肪体重」を増やす生活習慣
スイング速度、打球速度の向上には、日頃の生活習慣が関わってくる。育成年代の選手を支える保護者や指導者に向けたオンラインセミナー「育成年代の体づくり~保護者向け栄養セミナー」(ライブリッツ株式会社主催)が6月21日に開催され、元ヤクルト外野手で、「侍ジャパン」や中日でアナライザーを務めた志田宗大さんが講師として登場。育成年代のパフォーマンス向上において、体づくりの重要性を伝えた。
データ分析のスペシャリストである志田さんは、現在、全国各地を回り中学生選手を対象に、ピッチング・バッティングに関するデータの計測・分析を行っている。それを踏まえ「球速や打球速度、スイング速度を高めるには、技術面だけでなく、成長期からの体づくりが重要です」と指摘した。
スイング速度を向上させるためには、スキル練習に加えてフィジカルトレーニングを取り入れ、体の土台を大きくしていくことが重要となる。とはいえ、ただ体重を増やせばよいわけではなく「除脂肪体重」を増やすことがポイントになるという。
除脂肪体重とは、体重から体脂肪を除いた、筋肉や骨、臓器、血液などの総重量を指す。「成長期の選手にとって、体格を大きくすることはパフォーマンス向上において大切な土台。ただ増量を目指すのではなく、質の良い体づくりを意識することが重要です」と志田さん。
除脂肪体重が1キロ増えると、スイング速度も約1.5キロ向上するとデータを用いて解説し、「強い打球を生み出すには、筋肉量を増やすトレーニングに加え、必要な栄養をとる食事、そして体を回復させる睡眠が欠かせません」とつけ加えた。
パフォーマンス向上を支える「睡眠」の重要性

中学生年代はフィジカルトレーニングへの意識が高い一方、「睡眠がおろそかになっている選手が多い」という。成長期は骨の成長や筋肉量の増加など、体が大きく変化する時期であり、夜の睡眠は成長を促す大切な時間となる。睡眠不足が続けば疲労が抜けにくくなり、トレーニング効果を十分に得られないリスクも。「体を休める」だけでなく「体を作る」意味でも、十分な睡眠をとることが大切だと志田さんは指摘した。
食事についても、肝心なのは量だけでなく「栄養のバランス」だという。志田さんは、ドジャースの大谷翔平投手が毎回の食事を写真で撮影し、管理栄養士に「足りない栄養素は何なのか」と確認していたエピソードを挙げ、偏食なく、バランスよく必要な栄養素を摂取する大切さを伝えた。
将来のパフォーマンス向上のためには、練習だけでなく、「十分な睡眠」と「バランスの良い食事」を含めた生活習慣を整えることが欠かせない。成長期の今だからこそ、技術を支える土台づくりに親子で目を向けてみたい。
読んで理解したら、次は動画で習得する
体づくりや食事、勉強との両立など野球少年・少女を持つ保護者に役立つ情報を、さらに深く学びたい方は、First Pitchと連動している野球育成動画サービス「TURNING POINT」(ターニングポイント)をご活用ください。
通常は有料会員向けの指導ドリル第1話を、無料会員向けにも公開中です。さらに無料登録だけで、250本以上の指導・育成動画が見放題。メールアドレス・Google・LINEで30秒ほどで登録できます。
横浜高野球部の元寮母で管理栄養士の渡邊元美さんをはじめ、少年野球を熟知する専門家、元プロ野球選手など70人以上が、保護者の悩みに寄り添う食生活や成長期の子どもとの向き合い方、体づくり・練習法まで幅広く動画で解説しています。
■TURNING POINTの特徴を詳しく見る




