
「ジャビットカップチャンピオン大会2025」の抽選会で、多賀少年野球クラブの辻監督が講演会
技術や理論だけでなく、球児を預かる指導者のアップデートも必要になる。20日に東京都内で行われた小学生軟式野球大会「ジャビットカップチャンピオン大会2025」の抽選会で、滋賀の多賀少年野球クラブ・辻正人監督が、指導者に向けた講演会を行った。巨人の野球振興部が学童野球の監督を招いた理由とは?
対戦相手の決定した各チームの指導者、関係者が席を立つことはなかった。講演会に登壇したのは日本一3度の実績を誇り、OBに多くの甲子園球児を輩出している辻監督。約1時間半の講演では自身の経験を踏まえ、育成論やチーム運営を赤裸々に語り、学童野球の重要性を説いた。
多賀少年野球クラブの創設当初は勝利だけを求め厳しい練習を取り入れ、全国大会に出場を果たしたものの選手が集まらず、チーム運営は困難な状況が続いた。そこで、2018年に「脱・スポ根」に方針転換し高圧的な指導を改めていった。
子どもたちが萎縮し、ストレスを感じながらプレーする環境を排除し、野球のゲーム性を学んだ選手たちが主体的に運ぶ「脳(ノー)サイン野球」を取り入れ全国連覇。これを機に辻監督の指導論は徐々に広まり、学年9人に満たなかったチームは100人を超えるようになり、全国の少年少女が憧れる存在に成長した。
講演会に耳を傾ける関東の指導者に向け「強いだけのところに選手は集まらない。それは間違いなく言えます」と、自身の経験を踏まえてアドバイス。質疑応答でも「指導ではなく“言葉”で失敗していませんか?」「部員を増やすには楽しいだけじゃダメ。育成が必ず必要。我々(学童の指導者)がいなくなれば野球はなくなる。変化を恐れずやってほしい」と、意見交換を行っていた。
野球人口減少の阻止には「野球は楽しい、やりたい」と思わせることが重要

球界を支えているのは裾野にある学童野球。野球人口の減少を食い止めるには、まず「野球は楽しい、やりたい」と思わせることが重要だ。罵声、怒声、暴力で支配していた過去の指導では、子どもたちはついてこない。野球界を変えていくためには、指導者のアップデートが必要不可欠になる。
巨人の野球振興部次長・石田和之氏は「学童野球の指導において、失敗も成功も経験しながらアップデートしている。指導者に向けた講演会は初めて。辻監督が変わったきっかけや、昔の野球から今の野球に変化していった経験を共有してほしかった」と、辻監督を招いた理由を語っていた。
東京では初の講演を行った辻監督も「最初から全てが上手く行ったわけじゃない。失敗もあって今がある」と、過去を見つめ直し、前に進んでいく大切さを口にする。野球界の未来を担う子どもたちを預かる指導者には、大きな責任がある。
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