怒鳴るか褒めるかは「方法」…指導「方針」はチームに1つが重要
少年野球のチームでは指導者が複数いるケースが多い。選手や保護者にとって悩みの1つにもなるのが、指導者によって方針が異なること。少年野球のカリスマ指導者と全国を回る野球講演家の2人が先日、野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」で対談し、解決策を提案した。
少年野球チームの保護者から「TURNING POINT」に、ある悩みが寄せられた。「私は学童野球のチームでコーチをしていますが、他のコーチとの考え方の違いに悩んでいます。私は子どもたちをサポートする指導をしたいのですが、コーチの中には練習中も試合中も怒鳴る指導をする人がいます。方針の食い違いを埋めるには、どうしたら良いですか?」
同じ問題に直面するチームや保護者は少なくないだろう。
学童野球や硬式クラブチームを20年間指導した経験を持つ野球講演家の年中夢球さんは、「指導者の方針は同じでなければいけません」と話した。その上で、今回の質問は「方針」ではなく「方法」に食い違いがあると指摘した。
「根っこの方針が違うのであれば移籍するしかないかもしれませんが、目指す方針にたどり着くまでの方法は違っても良いと思います。選手を怒鳴るのか、褒めるのか、質問の内容は方法の問題です」