お勧めトレは体幹やインナーマッスル強化、スクワット
どんなに高い技術を持っていても、怪我をすれば練習は制限され、試合に出場する機会は減ってしまう。最悪の場合、希望のポジションをあきらめたり、野球を断念したりする可能性さえある。First-Pitch編集部は、指導者たちへの取材で得た怪我の予防方法を紹介。少年野球をしているうちから習慣化すれば、怪我のリスクを抑えられる。
野球における怪我の予防は大きく分けて2つある。「トレーニング」と「ストレッチ」。少年野球チームが主に活動する土日に加えて、自宅での練習や日々の習慣にするのが大切だ。
トレーニングでお勧めなのは、腹筋や背筋の基本的な体幹強化や、ゴムチューブを使った肩周りのインナーマッスルを鍛えるメニュー、さらに太ももやお尻周りの大きな筋肉を刺激するスクワット。自宅の近くに走る場所があれば、ジョギングといった有酸素運動や瞬発力を上げるダッシュ、ジャンプを取り入れたトレーニングも併せて行えると良い。
プロ野球選手の中には筋肉量を増やしたり、基礎体力を上げたりするトレーニングの目的を「鎧をつけるため」と表現する人もいる。この場合の“鎧”とは「筋骨隆々で勇ましい体づくり」ではなく「怪我の予防」が目的だ。