ストレッチは股関節と肩周りを重点的に取り組みたい

 ストレッチは体全体に必要だが、中でも股関節周りと肩周りは重点的に取り組みたい。股関節は上半身と下半身をつなぐ体の“核”となる場所で、打撃、守備、走塁、投球と全ての動きで重要な役割を担う。

 特に、打撃と投球の動作では体を捻る動きが多いため、股関節への負荷は大きくなる。柔軟のメニューは基本的な開脚の他に、座った状態で両方の足裏を合わせて膝が地面につくようにして伸ばすものや、寝転がった状態で足を壁にかけて開脚するものがお勧めだ。

 肩周りも入念なストレッチが必要。投手や捕手に限らず、内野手や外野手も日々の練習で思っている以上にボールを投げている。手軽にできる柔軟としては、土下座の姿勢で腕を真っすぐ前に伸ばし、少しお尻を上げて肩を床につけるものや、鉄棒などにぶら下がって肩甲骨周りと腕を伸ばすものがある。

 トレーニングとストレッチは柔軟性や筋力を向上させ、可動域も広くする。その結果、体に負担をかけずに力を出す動きを身に付けたり、理想的な動きを再現する精度を高めたりできる。怪我のリスクを抑える効果に加えて、体の動きに幅やバリエーションが生まれるためパフォーマンスアップが期待できる。日々の小さな積み重ねが、やがて大きな成長につながる。

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