捕球・送球の基本は? フライを捕るコツは? 元プロの名手が伝授する守備の極意

文:First-Pitch編集部

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巨人や日本代表のスコアラーを務めた“分析のプロ”は基礎を身に付けるドリル紹介

 幅広い分野のプロフェッショナルによる技術や理論を習得して、少年野球の子どもたちが野球人生をかえるきっかけをつかむプログラム「ターニングポイント」。守備特集では日本ハム時代に新庄剛志氏らと外野を形成してゴールデングラブ賞を手にした名手や、ショートの職人としてセ・パ両リーグで活躍した職人らが、ゴロやフライを捕るコツや守備が上達する練習方法を伝授。保護者世代の常識を覆す解説もある。

「ターニングポイント」では、元プロ野球選手をはじめ、トレーナーや指導者、教育者やスポーツ栄養士ら19人のプロフェッショナルが知識や技術を惜しみなく披露している。少年野球の子どもたちや保護者が、自分の体格や性格に合ったコンテンツを選び、技術向上につなげられるのが大きな特徴だ。

 守備特集には、プロ野球で活躍した内野と外野の名手が出演している。オリックスやヤクルトなどで主にショートを守った大引啓次氏は、守備が上達する構え・捕球・送球の基本動作から、逆シングルやダブルプレーの動きといった応用まで実演。保護者世代はゴロを捕球する際、「体の真正面」に入るのが当たり前のように指導されたが、右利きの場合は「体のやや左側」で捕ることをすすめている。

 外野手ではゴールデングラブ賞を3度受賞した元日本ハム・森本稀哲氏が、守備の極意を明かしている。現役時代、球界屈指の名手で一緒に外野を形成した新庄剛志氏から学んだ理論や、プロの転機となった内野から外野へのコンバートに関するエピソードを披露。外野手にとって最も難しいと言われている真正面のフライを捕るコツやスローイングのポイントも明かしている。

 他にも、通算219勝を挙げた元中日・山本昌氏はプロの投手も実践している送球の仕方を解説。素早く送球するためには、親指の位置が重要になるという。スコアラーとして巨人や日本代表選手の守備を見てきた三井康浩氏は、守備の基本を身に付けるドリルを紹介。ポイントは「捕ったらへそへ、フライはおでこ」。守備力向上に不可欠な基礎を丁寧に解説している。

 自分に合った構え方を知りたい、バウンドに合わせるのが苦手、スローイングの精度を上げたい。野球少年・少女が直面する守備の悩みや問題を各分野のプロたちが解決する。

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野球育成技術向上プログラム

【TURNING POINT 守備特集】

https://tp-bb.jp/contents/category/defense

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