球速アップの鍵は「足だけ使わない」? プロも実践…体幹主導の“ボックスジャンプ”

更新日:2026.11.04

文:First-Pitch編集部

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「ボックスジャンプ」に隠された体幹と下半身の連動

 球速アップは投手力を高める上で最も普遍的な願いだ。しかし、下半身ばかり意識していても、一向にスピードが上がらない。オリックスやMLBのナショナルズでトレーナー経験を持ち、野球の育成年代の指導にもあたる高島誠さんは、全身の連動を生み出すトレーニングとして、「ボックスジャンプ」を推奨している。

 投球における球速アップの鍵は、下半身で生み出したパワーをいかにロスなく上半身に伝えるかにある。高島さんが着目するのは、体幹と下半身の連動だ。そこで推奨するのが、プロ野球選手も多く取り入れる「ボックスジャンプ」。箱に跳び乗るおなじみのトレーニングだが、ただ乗り降りするだけでは効果が薄い。

 重要なのは、足の力だけで跳ばないこと。胸郭を意識した腕の使い方と連続したリズムにあるという。箱の上へ跳ぶ時に、腕を前に振りつつ胸を反らしてジャンプする。高島さんは「胸郭を“丸める→そる”の動きを使って跳んでほしい。そらしたときにポンと跳ぶ」とそのメカニズムを説く。

 この感覚が掴めない選手には、あえて足を使って跳べないように「正座の状態からのジャンプ」を提案する。腕の振りと胸郭の動きだけで跳び上がることで、選手がいかに体幹を使えていないかが浮き彫りになるはずだ。

 投球、打撃のみならず、高島さんは「お腹を使って走れるようにもなってほしいです。そのための準備をするボックスジャンプです」と語る。足先や腕の力といった末端の力に頼らず、体幹主導の動きを手に入れたとき、投球の力強さと安定感は劇的に変わっていくはずだ。

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