ティーボールで陥りやすい「しゃくり打ち」 5試合37得点…強力打線築いた“3本の指”

全日本学童軟式野球大会の神奈川予選を初めて制した川和シャークス
令和の世でも、時には厳しい練習が必要となる。横浜市の学童野球チーム「川和シャークス」は「高円宮賜杯 第45回全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント神奈川県予選」で初優勝。初の全国切符を手にした。なかなか殻を破り切れなかったチームが変貌していった練習メニューがあるという。
6月15日に行われた戸塚アイアンボンドスとの決勝戦に、川和シャークスは6-4で勝利。創立48年で悲願の初優勝を成し遂げ、8月11日に開幕する本大会出場権を手にした。この試合前まで戸塚アイアンボンドスとの試合は4戦4敗。越えられなかった壁をついに越え、成田辰徳監督は「選手たちが本当によく頑張ってくれました」と子どもたちの成長を称えた。
新チーム結成時から期待はされていた。しかし、「なかなか全力を出しきれないチームでした」と谷口公祐コーチは振り返る。さらなる成長のため、取り入れたのが連続ノックと連続ティー打撃だった。
連続ノックは50球。“昭和式”のメニューに、当初は途中で泣き出したり逃げ出したりする子もいたという。「10球くらいで諦める子もいました」と谷口コーチ。選手の安全に最大限配慮し、指導陣が子どもたちと向き合いながら踏ん張らせていったという。
「諦めていた子が、何くそとボールを追いかけるようになっていって……メンタル面も強くなっていったと思います」と谷口コーチは語る。
ティーボールで付きやすい“しゃくり打ち”の癖…重要な引き手の指3本

この大会では5試合で計37得点。決勝では吉本結楽捕手が本塁打を放つなど、打線が機能した。打撃指導ではバットのヘッドが下がらないようにスイングすることを選手に説いている。
チームでは小学3年生までが、ティースタンドに置かれたボールを打つティーボールに取り組む。競技の性質上、どうしてもバットを下から上にかちあげるスイングになりがちだ。
「下からしゃくりあげるのではなく、バットのヘッドが下がらず平行になるように。線でボールを捉えられるように意識させています」と谷口コーチ。そのために重要になるのが引き手(右打者は左手)の中指、薬指、小指だ。
3本の指、そして手の甲を投手側に向ける意識を持つことで理想のスイングになるという。激戦区の神奈川を制した川和シャークスは初の全国舞台でどんな戦いを見せるだろうか。
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