打撃で重要な下半身動作…「目から鱗」の覚え方は? 体重がよく乗る“逆シングル形”

打撃で重要な「下半身」の使い方…習得に生かしたい守備の動き
バッティングはなぜ、下半身が重要と言われるのか? そして、下半身動作を小・中学生に指導するには、どのような方法があるのか……。野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」が2月28日、4夜連続のオンラインイベント「打撃強化4DAYS」を開催。最終日となったこの日は、東京都内で野球塾「Be Baseball Academy」を運営する下広志さん、日本ハムと巨人で計13年間、トレーナーやコーチを務め、現在は都内のトレーニングジム「PROGRESS Sports Performance Lab.」代表を務める白水直樹さんが参加した。
体の力を効率よく発揮するためには、下半身の使い方が大切になる。打撃で重要な「重心移動」も、股関節の動きや足の運びなど、基本動作を覚えることで適切に扱えるようになるという。小・中学生にとってはまだ、細かな技術などを理解するのは難しい面もあるが、白水さんは「まずは大げさに動くこと。型にはまる子が多いので、制限をかけないようにしてほしい」と語る。
打撃で下半身の力を使うために、まずは「股関節に体重を乗せる感覚」を得てほしいという。そのための分かりやすい例として挙げたのが、捕球体勢の「逆シングル」の形だ。例えば三塁手が三塁線の打球を逆シングルで捕る際、対角線にグラブを出すことで適度な前傾と右股関節に体重が乗る形ができ、それによって力強い送球が生まれること説明した。
この逆シングルの形の感覚を理解できると、バッティングに生かせる定期的なドリルとしても活用できる。例えば肩幅よりやや広く足を広げ、両足の前にボールを置き交互にタッチする。白水さんは注意するポイントとして「前傾姿勢の際も(猫背にならず)背中を真っすぐに意識してほしい」とアドバイスを送っていた。
多賀少年野球クラブの辻監督も納得「動きを制限せず解放させてあげたほうが理解度は早い」

ゲストコメンテーターとして参加した滋賀・多賀少年野球クラブの辻正人監督も「いかに自分の体の側面に(重心を)置きながら(バットを)構えられるか。明日からでもできる、目から鱗のトレーニングですね」と何度も頷いていた。打撃フォームやテークバックなどについても「子どもにはダイナミックに。動きを制限せず大きく解放させてあげたほうが理解度は早いです」と指摘した。
イベントでは視聴者からの疑問に答える場面もあった。「試合になると当てにいって強く振れない」の質問に下さんは「技術とメンタルの両極から考える。しっかり振れていれば三振でもいい。マイナスな結果になる思考を取り除くこと。試合になれば動きはどうしても小さくなるので極端に大きな動きをしていくことも有効です」と語っていた。
オンラインで4夜連続で開催された「打撃強化4DAYS」は、全国から3600を超える参加がある盛況ぶりで幕を閉じた。野球が上手くなりたい選手、指導者たちにとって有意義な時間になったことは間違いない。
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