大阪都島が打撃戦制し初優勝 中学部は“尾州vs紀州”対決へ…ボーイズ春季全国大会

文:First-Pitch編集部

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「スターゼンカップ」30日の結果…最後は併殺でピンチを断ち切る

 ボーイズリーグの春の全国大会「スターゼンカップ 第55回日本少年野球春季全国大会」は30日、中学生の部の準々決勝と準決勝6試合、小学生の部の準決勝・決勝3試合が東京、埼玉の各会場で行われ、中学部では紀州ボーイズ(和歌山県)と愛知尾州ボーイズ(愛知県西)が決勝に進出。小学部では大阪都島ボーイズ(大阪北)が初優勝を飾った。

 中学部の試合では紀州ボーイズが、まず準々決勝で最終回に2点を勝ち越して鯖江ボーイズ(福井県)を下すと、湖南ボーイズ(滋賀県)との準決勝は息詰まる投手戦を制して勝利。愛知尾州ボーイズは、準々決勝の愛知豊橋ボーイズ(愛知県東)との同県対決でコールド勝ちすると、準決勝の湘南ボーイズ(神奈川県)戦も打線が爆発し関東の強豪を退けた。

 東京・大田スタジアムで行われた小学部の決勝、大阪都島ボーイズと稲沢中央ボーイズ(愛知県西支部)の一戦は、大阪都島が2回に深野太郎選手の適時打で2点を先制し、3回にも深野らのヒットで5点を加点するなど終始試合をリード。4、5回に相手の反撃を受け1点差に詰め寄られたものの、最後は併殺でピンチを断ち、嬉しい初優勝を飾った。

 表彰式では特別協賛のスターゼン株式会社から、優勝の大阪都島に「さつまビーフのサーロイン、丸ごと1本分」、準優勝の稲沢中央には「麦黒牛のサーロイン、丸ごと1本分」が授与され、選手や観客席から大きな歓声が上がった。

副賞を手に笑顔を見せる選手たち【写真:フォトクリエイト佐藤伸亮】

◎中学部・試合結果
【ケイアイスタジアム】

[準々決勝]
紀州ボーイズ 4-3 鯖江ボーイズ
湖南ボーイズ 6-3 西松ボーイズ(西九州)
[準決勝]
紀州ボーイズ 1-0 湖南ボーイズ

【小野路球場】
[準々決勝]
湘南ボーイズ 7-4 京葉ボーイズ(千葉県)
愛知豊橋ボーイズ 1-11 愛知尾州ボーイズ
[準決勝]
湘南ボーイズ 6-13 愛知尾州ボーイズ

◎小学部・試合結果
【大田スタジアム】

[準決勝]
県央宇都宮ボーイズ(栃木県) 0-7 稲沢中央ボーイズ
鳥取ボーイズ(山陰) 1-3 大阪都島ボーイズ

[決勝]
稲沢中央ボーイズ 8-9 大阪都島ボーイズ

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