子どもの体力低下解決へ 日本ハム稲葉SCOが立ち上げた「K.I.D.S.プログラム」とは
稲葉篤紀GM兼SCO「ボール遊びの楽しさを知ってもらいたい」
日本ハム・稲葉篤紀GM兼SCO(スポーツ・コミュニティ・オフィサー)やマスコットのフレップらは今月16日にSC活動「K.I.D.S.プログラム」の一環として北広島市内の幼稚園2か所を訪問。ティーボールセットを寄贈した。
「K.I.D.S.プログラム」とは子どもの体力低下解決に向けて「“こども”の“育成”のために“道産子”みんなで“スポーツ”に親しみ、触れる環境を作っていこう」という主旨の頭文字を取って命名したもので、2016年にスタート。札幌、釧路、旭川で794人の幼稚園・保育園の先生・教諭・職員にボール投げの教え方や遊び方を伝えてきた。
この日は稲葉氏、牧谷宇佐美アカデミーコーチ、フレップが、学校法人坂本学園大地太陽幼稚園と学校法人広島大谷学園広島大谷幼稚園を訪問。体のバランスを調整する「協調性」、手足を巧みに動かせるようになる「巧緻性」、位置関係などを素早く正確に認識する能力「空間認知能力」など、未就学時期に得てほしい能力の獲得に有効なプログラムを、ボール遊びや野球体験を通して体験した。
稲葉氏は「子どものころから少しでも運動やスポーツに触れる機会を作ることの大切さや、ボール遊びの楽しさを知ってもらい、取り組んでいただける園を増やしていきたいです。これをきっかけに少しでも野球に興味をもってもらい、この中からファイターズの選手が出てくれたらうれしい」と語っていた。
(First-Pitch編集部)