「甲子園で日本一、高卒でプロ、130キロを投げて注目されたい」
インスタグラムやYouTubeで島野の投球映像を見てフォームを参考にすることも。「腕の振りや体の使い方を真似しています。下半身から上半身という順番で投げるような意識です」。実際に会ったことはないといい「もし、会えたら甲子園のマウンドはどうだったかとか聞いてみたい」と目を輝かせる。
「神戸弘陵に行って甲子園で日本一になって、その後は高卒でプロに行きたい。130キロを投げて注目されたいです。『1番私が凄いんだ!』って言ってもらいたいじゃないですか」
埼玉西武ライオンズ・レディースや阪神タイガースWomenなど、NPBチームと連携する女子硬式野球クラブチームが発足したり、高校野球の決勝戦が甲子園球場で開催されたり、女子野球への注目度は高まってきている。
夢の女子プロ野球は、今は活動を停止している。「高校を卒業する時に、またできていれば」と復活を信じ練習に取り組む。スーパー女子小学生が巨人のユニホームを着て臨むジュニアトーナメントでどんな投球を見せるのか、そして今後どのような道を歩むのか――。期待せずにはいられない。