表面は洗剤液をしみ込ませたスポンジで拭き洗い
業界に新たな風を吹かせる“洗濯王子”が、ユニホームに続いて「シューズの洗い方」を披露した。少年野球の練習に欠かせないシューズ。5分程度で簡単に汚れを落とす方法や、頑固な汚れや臭いの落とし方、さらには干し方のポイントなど細かく説明。プロの技を家庭でも実践できる。
クリーニング会社「芳洗舎」の3代目・中村祐一さんは「洗濯アドバイス」という新たな分野を開拓し、“洗濯王子”の愛称で親しまれている。野球のユニホームに続いて実演したのは「シューズの洗い方」。蓄積した汚れも、ひと工夫できれいに落ちる。
シューズを洗う時は、水に中性洗剤を入れて洗剤液を作る。そして、研磨剤の入っていない食器用スポンジに洗剤液をしみ込ませ、シューズの表面を拭き洗いする。洗い終わったら乾いたタオルで拭くだけで、ある程度の汚れは落ちる。
中村さんは「一般的な洗濯は汚れをどんどん落としていきますが、拭き洗いは汚れをタオルに移している状態です。洗剤で汚れを浮かせて、タオルに汚れを移します」と説明する。ただし、本革は水で洗うと硬くなるので避けた方が良い。