父は元プロ野球選手も「自分は自分」 “重圧”乗り越え目指した中学硬式日本一の夢

公開日:2023.08.30

更新日:2023.12.26

文:橋本健吾 / Kengo Hashimoto

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明石ボーイズの背番号「1」筧遥真の父は近鉄、オリックスでプレーした裕次郎氏

 今年初開催された、中学硬式野球5団体の優勝チームが頂点を競う「1stエイジェックカップ 中学硬式グランドチャンピオンシリーズ」(28~29日、大阪シティ信用金庫スタジアム・甲子園)。各リーグの代表がプライドをかけて戦った2日間には様々なドラマがあった。ボーイズリーグ代表の「明石ボーイズ」(兵庫)は親子3世代で夢を追いかけていた。

「試合には負けましたが、息子と孫と一緒に日本一を目指せたことは幸せだった。誰もができることではないので、この舞台に来られたことに感謝します」

 28日に行われたフレッシュリーグ代表「佐賀フィールドナイン」との初戦に0-5で敗れたが、明石ボーイズの筧新吾監督は感慨深げに試合を振り返った。三塁コーチに立ったのは近鉄、オリックスでプレーした次男・裕次郎氏。そして「2番・中堅」でスタメン出場したのが孫の遥真(3年)だった。

 今年のチームは「第54回日本少年野球選手権大会」で初優勝。さらに“筧一族”は8月に愛知で開催された「2023年世界少年野球大会」に「JAPAN West」の監督、コーチ、選手として出場し、準優勝に輝いた。

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