年中夢球氏が伝授…継続のコツは「習慣の前後に野球の日課」
目標を設定しても努力が続かない選手には特徴があった。学童野球の指導者を経験し、ベースボールメンタルコーチの肩書きで選手や保護者をサポートしてる年中夢球さんが2月23日にオンラインで講演。自主練習が長続きしない選手は目標設定の仕方や継続する方法に改善すべき点があるという。
年中夢球さんは学童野球や硬式クラブチームの指導者を約20年務め、その経験を全国各地の選手、保護者、指導者に伝えている。野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」の会員を対象にしたオンラインイベントでは、目標を立てても努力が続かない選手の特徴を挙げた。
「例外を言う選手は、決めたことを継続できません」
例えば、毎日100回素振りをする目標を掲げたにもかかわらず、「きょうは疲れている」「雨が降っている」「塾がある」というように素振りができない理由を探す選手は“三日坊主”になりやすいという。年中夢球さんは傾向として「時間帯がバラバラ」と指摘し、食事や入浴といった習慣の前後に野球の日課を入れる方法を勧めている。
「毎日、夜7時に素振りをしようと決めても、今の小、中学生は忙しいので時間で区切るのは難しい部分があります。それよりも、朝ご飯の前にバットを振るなど、習慣になっている行動の前後に取り入れると良いと思います」