ゴロ捕球の基本が“勝手に身に付く” 低学年にお勧め…身体能力も磨く「ライン鬼」

更新日:2026.04.27

文:First-Pitch編集部

XFacebookLineHatena

東農大・勝亦陽一教授が推奨…内野守備に必要な基本動作が身に付く「遊び」

 守備練習で「もっと腰を落として」「足を広げてステップを踏んで」と指導しても、なかなか形にならない小中学生は多い。東京農業大学の勝亦陽一教授は、こうした内野守備に必要な基本動作を、言葉での指導ではなく「遊び」の設定によって自然に身につけさせる「ライン鬼」というメニューを推奨している。【記事下の動画を参照】

 ルールはシンプルだ。逃げる側は複数人のチームでホームから一塁ベースを目指すが、通り道にはコーンを置いた2か所の関門が設けられ、それぞれに鬼が待ち構えている。鬼はこの決められた関門でしかタッチできない。

「この練習を観察していると、鬼役の選手は何も指示されていないのに、自然と姿勢を低くしてサイドステップを繰り返します。その方が素早く動けることを、体が勝手に理解するからです」

 特筆すべきは、この遊びが「ボールに寄って止まる」という内野守備の核心部分を網羅している点だ。一塁へ向かって走りながら鬼の動きを見極めて急停止し、再びステップを踏んで隙を突く。この一連の動きは、打球へ猛チャージをかけ、捕球の瞬間に足を刻んで形を作る内野手の動きそのものである。

 さらに、この練習は「チーム戦」としての側面も持っている。一人では鬼に捕まってしまう場合でも、複数人が同時に動くことで敵の隙を突くなど、仲間や相手の動きを見た上での工夫が生まれる。

「上の年代になっても必要な細かい足の捌きが、遊びの中で楽しみながら育まれていく。教え込むのではなく、動きが引き出される環境を作ることが大切です」

 指導者が声を荒らげることなく、子どもたちが夢中で駆け回る中で守備の基本が身につく。勝亦教授が提案するライン鬼は、技術習得への最短距離は意外にも「遊び」の中にあることを教えてくれる。

【実際の動画】守備の基本動作を遊びながら自然に習得 低学年にお勧め…勝亦陽一教授直伝の「ライン鬼」

日本一の監督も推薦、継続率93.9%!
少年野球に特化した育成動画配信サイト

勝亦陽一さんも参加…無料登録で指導・育成動画250本以上が見放題

 勝亦陽一さんも参加する野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」(ターニングポイント)では、無料登録だけでも250本以上の指導・育成動画が見放題。First-Pitchと連動し、元プロ野球選手やトップ選手を育成した指導者、少年野球の現場を熟知する指導者が、最先端の理論などをもとにした確実に上達する独自の練習法・考え方を紹介しています。

■専門家70人以上が参戦「TURNING POINT」とは?

■TURNING POINTへの無料登録はこちら

https://id.creative2.co.jp/entry

トレンドワード