制球不安定な原因は「体重移動のブレ」 無理に修正はNG…“可視化”で覚える正しいフォーム

インステップ、アウトステップはなぜNG? 線が示す「体重移動のブレ
制球力に悩む子どもたちが抱える問題の1つに、軸足立ちから前にステップする「体重移動」の際のブレがある。投げたい方向に真っすぐ体重を運べていないために、コントロールが乱れてしまうのだ。中学硬式日本一の経験がある兵庫「関メディベースボール学院」の藤田真悟トレーナーは、「体重移動を可視化させる」効果的な練習法を提案している。【記事下の動画を参照】
練習に必要なのは床やグラウンドにラインを引くだけ。白線のラインがなければ、フローリングの床の線や、グラウンドに足で引いた線などでも問題ない。この線上に沿って、投球動作と同様に体重移動をする練習を行うことで、投球動作の安定性を高めていく。線上で行うことで「ブレなく」体重移動ができているかを視覚的に確認できるのだ。
「1歩1歩ではなくて、3歩ほど連続して」行い、姿勢を保ちつつ前に進んでいくことが重要だ。正しい体重移動ができていれば、線から逸れることなく動きが完結する。
多くの子どもたちに見られる問題として「インステップ」「アウトステップ」がある。インステップでは踏み出す足が体の内側(右投げの場合は三塁側)に入ってしまい、アウトステップでは外側(一塁側)に流れてしまう。どちらも直線上の体重移動ができていないため、制球力が落ちる原因となる。
ただし、インステップを無理やり直そうとすると、体が開き一気に出力が落ちてしまうので注意が必要だ。大切なのは「まずは線の上を、真っすぐ行くイメージ」で練習すること。このシンプルながら効果的な練習を続けることで、投げたい方向へと体重を正確に移動させる感覚が身につき、制球力の向上に繋がっていく。
【実際の動画】制球力向上に繋がる正しい体重移動 名門トレーナーが推奨するラインを使った可視化
【動画】
— First-Pitch -少年野球育成悩み解決サイト- (@FirstPitchC2) October 31, 2025
投球動作で、真っすぐ投げる方向に体重移動ができていますか❓
藤田真悟トレーナーはラインを引いて「可視化すると子どもたちにもわかりやすい」と解説💡
3歩くらいを連続で行うのが効果的だそうです✨
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動画提供:@tpbaseball_c2 pic.twitter.com/mQJGhV2vuI
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