子どもが“手投げ”になる原因は? 投球フォームが固まる前に習得したい「振られる感覚」

更新日:2026.08.31

文:First-Pitch編集部

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ライオンズアカデミーコーチが推奨…自然な投球フォームの身に付け方

 少年野球において、ボールの投げ方に悩む子どもや指導者は多い。アウトを取るための基本だが、思い通りに投げられない選手にどう教えるべきか。女子野球日本代表として世界一に貢献し、現在はライオンズベースボールアカデミーでコーチを務める山崎まりさんは、自身の経験からできない子の気持ちに寄り添い、投球指導を行っている。

 投げる動作を覚える際、子どもはリリースの瞬間にだけ力を入れようと考えてしまいがちだが、これが手投げの原因となる。山崎さんは、腕の力に頼る前に、軸足一本で立ち、しっかりとバランスを取る動作がまず重要だと説明。小手先の技術ではなく、投球の土台となる姿勢を作ることが、上達への近道となる。

片足で地面のボールをキャッチする」「ボールを地面に叩きつける」など、遊びを交えたドリルで能力を養った上で、実際の投球動作へと繋げていく。山崎さんが意識させるのは、腕を振るのではなく、体全体を使って「勝手に腕が振られる」感覚を持たせることだ。

 男子の中でプレーした経験も持つ山崎さんは「最初はうまくできないことが、お子さんの場合はすごくある」と理解を示しつつ、「継続すれば、すごく上手くなる」と、地道に基本動作を繰り返すことの大切さを説いている。

 投げる動作が安定しなければ、「アウトも取れない」(山崎コーチ)し野球の試合が成立しない。ただ、まずは難しく考えすぎず、楽しくできるドリルからスタートしてみよう。できない気持ちを理解してくれる指導者のもと、シンプルなドリルを継続すれば、子どもたちは確実に成長していくはずだ。

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