打球はどう上げる? 内角の打ち方は? 巨人・松井監督が回答…小学生の「6つの悩み」

更新日:2026.11.02

文:小谷真弥 / Masaya Kotani

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小学生向けの野球教室、質問コーナーで6つの悩みに丁寧に回答

 巨人の松井秀喜監督が1日、神奈川・川崎市内の「ENEOSとどろきグラウンド」で行われた小学生向けの野球教室に参加した。質問コーナーでは子どもたちから寄せられた6つの悩みに丁寧に耳を傾け、自らの経験談を交えながら打撃や野球に取り組む極意を力説した。

 石川県から参加した少年が「打つときにゴロばかり打ってしまう。どうしたら打球を上げられますか」と切り出すと、松井監督は「松井さんもね、ゴロキングって言われてたの。ゴロばっかり打ってたの」と自虐気味に告白。その上で「例えばトスバッティング。バットをボールの下に(入れて)ポンって打つ練習。少しくぐらせるような感じでいいかな。普通に打ったらだんだん打球が上がる。打ちやすい球をトスしてもらって、ボールの下にバットがピッと入るように練習してください」と改善策を授けた。

 続いて、速い球への苦手意識を打ち明けた子どもには「速い球はやっぱ打ちにくいよね。びっくりしちゃうしね」と優しく共感。「速い球を打つのって慣れたら打てるようになる。普段から目だけ速いボールを(追って)イメージするだけで全然違う」とアドバイスし、「力を入れて振らなくても、ちゃんと当たれば速い分バーンと飛んでいくから。最後までちゃんとボールを見ることを意識してください。絶対に打てるようになるから」と背中を押した。

 日々の練習量についての質問には、「自分は家で100回素振りすることをノルマにしてました」と小学生時代を回顧。「数っていうよりも真剣に何回か振れば、それだけでも全然すごくいい練習になる。それを習慣にすることが大切なんで、できるだけ毎日続けてください」と継続の大切さを語った。

 難易度の高い内角高めのボールに対しては、「バッターみんな打ちづらいよね。一番近いから距離が取れない」と打者心理を解説し、「やっぱりちょっとボールを打つポイントを前にイメージした方がいい。なるべくちょっと前で打てばいいと思います」とコツを授けた。

温かい言葉で助言「緊張するんです、みんな」

子どもたちからの質問に丁寧に回答した【写真:加治屋友輝】

 自身の打撃分析法を問われると、「チェックポイントがいくつかある。構えたときの自分の感触とか、ボールを打ちに行くときの動き方とか、あとはスイングの空気の切り裂く感じとかね」と現役時代の繊細な感覚を明かした。

 打席での緊張に悩む子どもへは「緊張するんです、みんな」と寄り添い、「緊張したときこそ、ルーティンを作ってそこに集中すればいい。打席に入ったらピッチャーに集中すればいいから。その中でも自分がいつもやってるルーティンを守っていけば、だんだん緊張に慣れていくと思います」と温かい言葉で6つ目の回答を締めくくった。

フリー打撃では豪快なスイングを披露した【写真:加治屋友輝】

 野球教室中に行われたフリー打撃では、自らバットを握って豪快な打棒を披露。わずか6スイングで右翼方向への柵越えを放つと、「それ(子どもにホームラン)を見せるために頑張ってますんで、まだ。上出来です。上出来ですね。朝から選手たちが鋭いスイングを見てたから、イメージにあったんじゃないですかね」と笑顔を見せていた。

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