長打力アップに必須の“溜め”を自然に習得 低学年に最適…怪我も防ぐ「股関節回旋」

更新日:2026.05.12

文:First-Pitch編集部

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久松宏輝トレーナー推奨…長打力を高め、腰の怪我を予防する「股関節回旋ドリル」

 バッティングで遠くに飛ばすにはどうしたらいいのか。力いっぱい振っているのに飛距離が出ず、悩んでいる小学校低学年の子どもやその保護者は多いのではないだろうか。明徳義塾高出身で、現在は野球塾「AMAZING」でトレーナーとして選手を指導する久松宏輝さんは、下半身の力をバットに伝える「股関節回旋ドリル」を紹介している。【記事下の動画を参照】

“野球の華”であるホームランを放つには、腕力頼りでは難しい。足→体幹→腕とパワーを伝えることでスイングスピードが上がり、打球は飛んでいく。足と体幹を繋ぐ股関節は極めて重要で、うまく使うことでパフォーマンスは向上する。

 久松さん推奨のドリルは肩幅で立ち、股関節を曲げる。次に両手を可能な限り前に伸ばし、お尻を後ろに引いていく。背中は真っすぐにして、丸まらないように注意する。この体勢から片方の腕を後方に引き、もう片方の腕を斜め内側前方に伸ばす。右腕を前方に伸ばす場合は、左斜め前方になる。

 この時に膝の向きは変えない。体の内側に入りやすいので注意する。顔は正面を向け、重心も体の中心をキープする。一方でお尻は腕の動きに合わせ、斜めに向ける。膝の向きをキープした上でお尻を捻る動きが重要になる。「この状態を作れていると、股関節がちゃんと回っていることになります」。保護者や指導者は、お尻も捻られているかチェックする。

 この姿勢は、打撃で必要な「溜め」の要素がほとんど盛り込まれているという。ステップ幅でこのドリルを行ってみると、理解できる。右打者なら左手を右斜め前方に伸ばし、目線を投手に向け、両手でバットを握った形を作ると、打撃姿勢になる。軸足の股関節に「溜め」が自然と生まれているのだ。この形を習得すれば下半身の力を使うことが可能になり、スイングスピードも上がる。

 さらに、怪我予防にも効果がある。股関節を使えないと、スイングの際に腰の関節を回さざるを得なくなる。その結果、腰に負担がかかり、怪我に繋がるという。飛距離が伸び、怪我予防にもなる“一石二鳥”のドリルは、左右5回ずつ行いたい。打撃が大きく変わっていくはずだ。

【実際の動画】飛距離アップに不可欠な“溜め”が自然にできる 低学年に最適な「股関節回旋ドリル」

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