低学年の投げ方は“先に回転動作” ボールを使う前に…イメージで覚える基礎固め

更新日:2026.08.26

文:First-Pitch編集部

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巨人アカデミー立ち上げに尽力した倉俣徹氏推奨の投げ方指導

 幼児や低学年の子どもは、そもそもどのようにボールを投げたらいいのかわからないことが多い。普通にボールを投げさせるのは意外に難しく、手投げなどの悪癖もつきやすくなる。ジャイアンツアカデミー立ち上げに尽力し、中学硬式野球チーム監督として日本一を果たした倉俣徹さんが、投球動作の土台となる「回転動作」を身に付ける教え方を紹介する。

 遠くの狙った場所に投げるには、体全体の使い方が重要になる。倉俣さんは、いきなり投げる動作を教えるのではなく、上半身の回転動作から教え、下半身の使い方→全身を使った投げ方の順番で教えることが「癖がつきにくい」という。回転動作では、上半身をコマのように「くるっ」と90度回転させるイメージ作りを重視する。低学年にわかりやすい擬音語を用いて、楽しく基礎を学ばせるのがよい。

 最初はボールを持たず足を肩幅に開き、両手を肩の高さにして横に広げる。グラブ側の手のひらは上を向ける。投げる手で頭の横をトントンと2回叩き、そこから上半身を回転させ、グラブ側の手にパチンと合わせる。この際、おへそが投げる方向にしっかり向くように腰を回すことを意識させる。「トントンパチン」と手が痛いくらい大きな音で合わせられたら、「遠くに投げられるようになるよ」と教えてあげると良い。

 次は実際にボールを使って、回転動作だけで投げる。頭の横を叩く動作から、「トントンくるっ」という掛け声で的へ投げる。グラブの手は照準の役目となる。的に当てられるようになったら、投げる距離を少しずつ広げていく。

「トントン」と頭を叩くのは、投げる際にボールが体から離れるとコントロールが定まらないためだ。頭の横を叩くことで、自然にボールが体の近くに位置し、そこから腰を90度回せば狙った場所に投げられると理解できる。腕だけの力に頼らず、正しい回転動作を身に付けることで、自然と野球が楽しくなるはずだ。

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