「#ゆっちの日常」で人気の埼玉西武ライオンズ・レディースの小林夕衣さん【写真:小林靖】

野球の基盤は中学野球、前田会長のノックだった

 守備の原点は、ボーイズ時代にあるという毎日、基礎を徹底的に鍛え上げられた記憶が残る。「前田会長にも、平日練習でみっちりノックをしてもらいました。常にグラブを柔らかく使う意識を持って、自然に身体が動くようになるまで、ひたすら基礎をやりました。素振りはあまりしませんでしたけど」と、当時の“鬼ノック”を振り返り、笑いをのぞかせながら語った。

 男子たちと野球をやることで力の差を感じながらも、野球が嫌になることは全くなかったという。「不思議と野球はずっと好きでした。なぜなのか、理由はよくわかりませんが、友達と海や川に遊びに行くときもグラブとボールは常に持ち歩いて、キャッチボールをやっていましたね」と野球は性別関係なく楽しめるスポーツであることを力説した。

「野球をできることが本当に楽しい。マドンナJAPANに選ばれるような先輩方とプレーできるこの瞬間が、最高の幸せ。もっともっと野球がしたいです」と野球への尽きぬ愛を語り彼女の野球人生を、これからも応援していきたい。

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