300人超の応募を突破した虎Jr.“逸材女子” 強肩に韋駄天…監督も絶賛「実力で劣らない」

文:橋本健吾 / Kengo Hashimoto

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阪神タイガースジュニアに選出された福家一花さん、神田莉湖さん

 高いレベルを求め、NPBジュニアの門を叩いた女子選手がいる。26日から開幕する「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2024 ~第20回記念大会~」で2年振りの優勝を狙う阪神タイガースJr.の福家一花さん(6年=平井軟式野球スポーツ少年団)、神田莉湖さん(6年=榛原ジャガーズ)は応募者300人を超える中から選出された“逸材女子”。男子に負けない気持ちとプレーで頂点を奪いに行く。

 実力で勝ち取ったメンバー入りだ。福家さんと神田さんはデジタル、実技など計6回の選考を突破し16人の精鋭に加わった。メンバー編成に携わった玉置隆監督も「女の子だから、男の子だからということはない。素晴らしい才能を持った選手ばかり。一花も莉湖も実力で劣ることはない」と、そのポテンシャルを高く評価している。

 福家さんは高校球児だった父の影響もあり、野球を始め、現在は香川の「平井軟式野球スポーツ少年団」でプレー。自チームでは左腕として活躍するが、ジュニアでは一塁や中堅も兼任する。柔らかい打撃もさることながら、最大の武器は50メートル7秒5で走る俊足だ。

 チーム内には楽々、スタンドインさせる長打を持つ選手もいる。合同練習初日に“ライバル”たちの戦力を分析し「男子にはパワーでは勝てない。でも、足で貢献することはできる。足なら負けない」と、自らの居場所を見つけた。背番号は「11」。正確なスローイングと、走力を活かした守備でも貢献するつもりだ。

「2人で盛り上げて中心になってチームを引っ張りたい」

玉置隆監督も女子選手2人を「実力で劣らない」と認める【写真:橋本健吾】

 強肩強打の捕手として注目を集めるのが神田さんだ。今年8月に行われた「NPBガールズトーナメント2024」ではオール奈良の一員としてベスト4入りに貢献した。捕手としての能力も高いが、玉置監督は「誰よりも声を出してチームを鼓舞する。男子は見習ってほしいぐらい」と賛辞を送る。

 背番号は「野球が好きだから」と「89」を選択。小学1年生から野球を始め現在は「榛原ジャガーズ」でプレーし、平日は、大阪桐蔭高元主将で野球系YouTuber「ミノルマン」こと廣畑実氏が代表を務める野球塾「Amazing」に通う努力家だ。

 本番まで1か月を切り、練習試合でも好結果を残しチーム状態も徐々に上がってきた。福家さん、神田さんは「皆、上手い選手ばかりだけど負けたくない。2人で盛り上げて中心になってチームを引っ張っていきたい」と口をそろえる。誰もが憧れる縦じまのユニホームを背負い、全国の舞台で大暴れするつもりだ。

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