異なるリーグで“春夏連続日本一” 4月にポニー転籍…元プロの監督も驚いた選手の粘り

公開日:2023.07.29

更新日:2023.12.26

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「関メディベースボール学院」が全日本選手権で佐賀ビクトリーとともに優勝

 日本ポニーベースボール協会が主催する「マルハングループインビテーション 大倉カップ 第49回全日本選手権大会 Supported by エイジェック」の決勝戦が26日に東京・江戸川区球場で行われ、「関メディベースボール学院」(以下、関メディ)と「佐賀ビクトリー」が延長11回5-5で引き分け、両チーム優勝となった。「関メディ」は3月にヤングリーグで日本一になり、4月に転籍したポニーリーグでも全国制覇。かつて近鉄、オリックスでプレーした井戸伸年監督は「こういう環境でやらせていただいて感謝しています」と感慨に浸った。

 猛暑の中で行われた決勝戦は一進一退の攻防。2点リードの「関メディ」は最終回の7回2死から2本の適時打で逆転を食らった。しかし、その裏に追いつくと、延長9、10回にそれぞれ1点ずつ許すも追いつく粘りを見せ、屈することはなかった。選手の健康を考慮して延長11回で打ち切り、3時間46分の激闘は両チーム優勝で終止符が打たれた。

 驚異的な粘りで頂点に立った。「関メディ」は、昨年まで3連覇を果たした江東ライオンズを3回戦で撃破。準々決勝はサヨナラ勝ち、準決勝も2回表までに4点リードを奪われる展開だったが、逆転した。井戸監督は「追いついてという試合がずっと続いた。彼らの力、凄いものを見せてもらいました。すごく成長できた大会かと思います」とうなずいた。

 関メディは3月下旬の「第31回ヤングリーグ春季大会」決勝で優勝した後、ポニーリーグへ。複数のチームが同一大会に出場できたり、再出場できるリエントリー制度があったりするポニーの取り組みに賛同しての転籍だった。今大会には「関メディ」の他に「関メディドリームスポニー」と「関メディベースボール学院Jr.ポニー」と計3チームが出場。多くの選手が全国舞台を経験した。

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