ロッテ、中日、巨人で活躍した前田幸長氏が自身の投球を分析
投手の球質を表現する時に用いられる「球のキレ」とは具体的にどういうことだろうか。弾道測定器「ラプソード」を用いることで球速はもちろんのこと回転数などが数値化され、より具体的検証できるようになった。ロッテ、中日、巨人でナックルやスーパクイックを武器にNPB595登板を果たした左腕・前田幸長氏が、自らの投球を「ラプソード」で検証している。
ラプソードでは球速だけでなく、球の回転数や回転軸の角度、球のホップ成分などが分析できる。前田氏は自身の公式YouTubeチャンネル「前田幸長のチョコチャンネル」で、自身の投球を計測。球速123キロ、回転数2109回転、回転効率100%、ホップ成分52センチという結果になった。
回転数、回転効率、ホップ成分はMLBの平均値を上回っていた。一方で、変化球を投げる際にリリースポイントが下がると指摘も受けていた。前田氏は「自分では(リリースポイントを)下げているつもりはないけど、それが分かるというのは非常にいいこと」と効果を実感していた。