吉田輝星の同級生が選んだ“進路” プレーに区切りも…野球と繋がり続けるワケ

2022.12.29

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金足農の右翼手として甲子園準Vを経験した菊地彪吾さん

 2018年夏の甲子園で吉田輝星投手(現日本ハム)を擁して準優勝した金足農(秋田)。この時の右翼手で八戸学院大に進学した菊地彪吾さんは来春、野球用品を扱う会社に就職する。プレーヤーとしての野球人生には一区切りをつけ、新たな観点から野球に携わっていく。【高橋昌江】

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 今から4年前の夏、甲子園で並いる強豪を破り、決勝に進出したのが金足農だった。第100回大会という節目で、秋田の農業高校が鹿児島実(鹿児島)、大垣日大(岐阜)、横浜(神奈川)、近江(滋賀)、日大三(西東京)を次々と下し、県勢としては第1回大会以来となる103年ぶりの決勝に挑んだ。最後は大阪桐蔭(大阪)に2-13と大敗したが、その躍進は“金農旋風”として人々の記憶に刻まれた。

「年が経つごとに、すごいことをしたんだなという実感が湧いています」

 そう話す菊地さんが最もスポットライトを浴びたのは、近江との準々決勝だった。1-2で1点を追う9回。無死満塁の二塁走者だった菊地さんは9番打者の三塁へのバントで一気にホームまで還り、球史に残る「サヨナラ2ランスクイズ」を決めた一員となった。

 卒業後は秋山翔吾(広島)が巣立った八戸学院大に進学した。エースだった吉田が進学予定で、「一緒に行こう」と誘われて決めたが、甲子園で吉田の運命が動いた。プロ志望届を提出し、ドラフト1位で日本ハム入り。菊地さんはそのまま八戸学院大に進んだ。「これはこれで何かの運命なので」と話していたのは大学1年の夏。すでに北東北大学リーグの春季リーグ戦に出場し、大学選手権でもベンチ入り。新人戦では2打席連続本塁打と順調なスタートを切っていた。

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