専門店が解説する「アンダーシャツ」の選び方 “野球初心者”は何着あれば大丈夫?

単なるインナーでなく、近年は種類も豊富で優れた機能性を備える

 グラブ、バット、スパイクなど様々ある野球ギアの中で、忘れてはいけないのがユニホームの下に着るアンダーシャツだ。近年は種類も豊富で、優れた機能性にも注目が集まっている。どんな種類を選べばいいのか・野球を始める子どもを持つ保護者に向け、西日本最大級の野球専門店「ミチイスポーツ」の道井義之社長が教えてくれた。

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 アンダーシャツのデザインは、プロ野球選手が使用することで流行は変わるという。丸首、ハイネック、タートルネック――。高校野球などを見れば、その時代の主流が分かる。道井社長は「冬の時期なら、ハイネックも売れますが、現在はほとんどがローネック(丸首)に戻っています」と現状を説明する。

 シルエットのタイプは主に2種類。体にフィットし筋肉の動きをサポートするコンプレッションタイプと、締め付け感がなくゆったり着られるフィットタイプだ。

「この2つは個人の好みですね。機能性に違いはほとんどないので、締め付けられることでストレスを感じるなら、ゆったりめをお勧めしています。時代によってトレンドも変わってきます」

 では、1日に何枚必要なのか? 道井社長は「練習が土日の週2日なら極端に言えば1枚で十分です。今はすぐ乾く素材が使われているので、選択しても次の日に間に合います。速乾性もあり、裏起毛で保温性にも優れています」。

 大量の汗をかく夏場でも、半袖タイプが2枚あれば十分とのこと。新年度から野球を始めるならまず1枚。酷暑の夏場に備えて必要なら2枚と、最低限の準備をしておきたい。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)