野球少年が落ち込んでいる時にどう対処すべき? 大人がやりがちな2つの“失敗”とは

2021.11.09

TwitterFacebookLineHatena

筒井香さんは幅広い年代の選手をメンタル面でサポートしている

 少年野球の世界では子どもだって悩む。練習した成果を試合で発揮できない。感情をコントロールできない。モチベーションを維持できない。メンタルの重要性を分かっていても、思い通りにするのは難しい。ジュニア世代のスポーツメンタルトレーニングを指導する筒井香さんにネガティブな感情をコントロールする方法を聞いた。

【PR】早期登録特典|プレミアムプラン「無料体験」実施中|各分野のプロが動画開設 野球育成 技術向上プログラム「TURNING POINT」

――筒井さんは現在、日本スポーツ心理学会認定のスポーツメンタルトレーニング指導士として主にどんな活動をされていますか?

「中学生くらいの年代からプロ選手まで、メンタルトレーニングの心理的スキルの指導や心理サポートをしています。携わっている仕事の中には、フィギュアスケートや車いすバスケットボール、ボッチャといったオリンピックやパラリンピックを目指す選手もおられます」

――ジュニア世代を指導やサポートをする際、どんなことを心がけていますか?

「大切なのは『子どもは大人の単なるミニチュア版ではない』ということです。それぞれの発達過程を追っていくことが重要で、10代のうちに何を学べばいいのか、何を学んでほしいのかを伝えるようにしています。この年代は、自分作り、アイデンティティを確立していく時期です。色んなことに悩んで迷います。どんな時に自分らしさが出るのか、どんな時に焦るのかなど、競技を通じて自分を知ってほしいですね。

 競技中は様々な感情を経験すると思います。『感情はコントロールしないといけない』とネガティブに捉えられることもありますが、これは人間らしさだと思います。自分の感情をコントロールするには、まずは感じる、気付くことが大切。競技をしている自分の心の動きや、自分らしさに気付くことを経験してほしいです」

【次ページ】ネガティブは感情は必要なもの、イライラする理由に気付くのが第一歩