部員減→“門戸開放”で広げた絆 練習は「ほぼ遊び」…全国初切符、女子学童の革新的運営

「NPBガールズトーナメント」初出場を決めたオール江東女子
女子小学生の全国大会「NPBガールズトーナメント2025」(8月14日~20日、岡山県)出場権をかけた東京都大会準決勝で、オール江東女子が品川レディースに勝ち、初出場を決めた。連盟に登録していない選手を5年前から受け入れ、練習では遊びの要素も取り入れて野球の楽しさを伝えることに腐心。抜群のチームワークが初の全国切符につながった。
6日に東京・舎人公園野球場で行われた「東京都知事杯 第14回東京都女子学童軟式野球大会 エリエールトーナメント」準決勝。品川レディースを5-1で破り全国大会出場を決めると、オール江東女子を率いる長江彰孝監督の目には涙が光った。就任14年目で初の大願成就。過去3度ベスト4で敗れてきたが、ついに壁を破った。「ホッとしました。私自身、試合前からド緊張していましたが、しっかり守ってウチらしい野球ができました」と感慨深げに語った。
野球人口が減少する中、1人でも多くの女子選手が入部することを願って長江監督はチーム作りを進めている。かつては4年生以上を対象にしていたが、新型コロナ禍などが影響して一時は部員が減少。1年生以上に門戸を広げた。さらに連盟に登録していない選手でも、希望すれば受け入れるようにした。今年の部員数は27人で、今大会にも無所属選手1人が参加。オール江東女子とともに全国切符を掴んだオール葛飾アイリスにも無所属選手が2人いる。
「コロナの時に(部員が減少して)、女子野球の裾野を広げないといけないと痛感しました。女子選手も減っているので、選手確保は本当に大事です」。そのために練習にも工夫を凝らしている。
2週間に1度行う練習は「ほぼ遊びです」と笑顔で語る。「暑い日は水鉄砲で遊ぶこともあります。昨日(準決勝前日の5日)は午前に練習をしたのですが半分が休憩でした」。普段は所属するチームで男子と交じって厳しい練習をこなす選手たち。「所属チームとは何か違う雰囲気を作りたい。『ここに来ると楽しい。ちょっと違う野球ができる』と思ってくれたらうれしいですね」と力を込める。
こうした取り組みが結束を生み、強さの源となっている。チームの4番を担う清水せいら(6年)は「打ったらハイタッチとかしてくれて、女子はみんな優しい」と楽しさをかみしめる。野球を心からエンジョイするオール江東女子が全国舞台でどんな戦いを見せるか、楽しみだ。
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