2021年発足の八街京葉が、全国V3度の京葉を破った

 経験の積み重ねが“下克上”を生んだ。4月29日の4回戦で、「八街京葉」が3-2で「京葉」に競り勝った。「京葉は厳しい形でやっているチーム。その壁はすごく厚かった。ですが今回、(八街の)選手は勝ちたいという気持ちが今まで以上に出ていましたね」。兄貴分に気後れすることなく戦った選手の成長に目を細める。

 中学生は体の発達に個人差がある。単独チームなどでは体の小さい選手が出場機会を得るのは容易ではないだろう。しかし、こうした育成部門があれば、次のカテゴリーで飛躍する選手が生まれる可能性が高くなる。

 昨夏の高校野球千葉大会で東海大浦安のエースとして活躍した金韓根投手(東海大)は京葉下総でプレー。「下総でもエースではありませんでしたが、体ができて千葉県で注目のサウスポーになりました」。こうした例は選手たちの大きな刺激にもなる。

 育成とは「選手が野球を好きでいてくれることなんだろうと思います」と稲田監督。「子どもたちはここがスタート。ここで終わらせたくないですし、高校の関係者には『伸びしろを見てください』と言っています」。目覚ましい成長を遂げる育成ユニットの選手たち。今後の活躍が楽しみだ。