速い球を投げる、打球を遠くに飛ばすには「どれだけ力を抜けるか」
同じように力を抜く感覚を身に付けるため、上半身を脱力して投げる練習も取り入れている。軸足で真っすぐ立ち、股関節や下半身には力を入れるが、上半身は脱力して投球する。できるだけ指先まで力を抜き、「上半身の力はゼロにするイメージ」を持つ。肘や手首を柔らかく使えるようになり、指先の感覚も鍛えられるという。
速い球を投げたり、打球を遠くまで飛ばしたりするためには、いかに力を入れるかを考えがちだが、須永さんは「考え方は逆です。どれだけ力を抜けるかが大切。力の抜き方を覚えると技術が伸びますし、怪我をしにくくなります」と強調する。投手であればリリース、打者はインパクトの瞬間に100%の力を伝えられるように、それまでに力を抜く必要がある。
力の抜き方や力のコントロールは、プロでも苦戦するくらい難しい。だが、身に付ければパフォーマンスアップと怪我の予防が期待できる。少年野球の時から必要性を知り、わずかな感覚を得るだけでも将来に生きるはずだ。




