回転は綺麗でも打たれるのはなぜ? 球速アップへ…ボールを“強く叩く”練習法

更新日:2026.09.25

文:First-Pitch編集部

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松本憲明氏が推奨……手首を立ててボールを強く叩く「正面投げ」

 ボールの回転は綺麗なのに、途中で失速してしまう。球が軽く、力強さがないと悩む投手は少なくない。幼少期は体の大きさでカバーできても、カテゴリーが上がるにつれてライバルとの差は開いていく。球速アップに特化した米国式野球アカデミー「Be an Elite」を運営する松本憲明コーチは、球威不足の原因の1つをリリースの使い方に見出している。

 松本さんが弱いボールになる原因として指摘するのが「肘抜け」だ。投球時に肘が先に前に出てしまうと、遠心力によって手首が寝てしまう。「手のひらが上向くので、ボールの下を切って、抜けやすくなってしまう」と語る。回転は綺麗でも球が軽いのは、この症状に陥っている可能性が高い。

 悪癖を解消するために松本さんが推奨するのが、「リリース時に腕を引く」意識を持たせる正面投げドリルだ。キャッチャーやネットに向かって正面(仁王立ち)で立ち、グラブを持つ手は下げるか抱えるかした状態でトップを作る。そこから投げる際、後ろから腕を引くようにしてボールを投じる。

 ボールを前へ投げるのに“引く”というのは難しく聞こえるが、この意識こそが手首を立たせるのだという。「リリースで引くと、絶対手首が寝づらい。僕はもう耳の後ろで投げて引くぐらいのイメージです」と松本さんが語る通り、極端に後ろで放す意識を持つことで、ボールを強く叩けるようになる。

 実際に投じている映像を見ると「少し前に出てから引く」ような動きになるという。どのタイミングで、どの程度「引く」感覚を持てばボールに力が伝わるのか。その微妙な間の取り方や力の入れ具合を、自身のフォームとすり合わせていくことが習得の近道となるだろう。

読んで理解したら、次は動画で習得する

 球速アップには、正しいフォームの理解だけでなく、実際の動きで反復して体に落とし込むことが不可欠です。記事で紹介したような練習法や考え方を、映像で確認しながら習得したい方は、First Pitchと連動している野球育成動画サービス「TURNING POINT」(ターニングポイント)をご活用ください。

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