鷹千賀のピッチングを元MLB右腕が“解剖” 体重移動のコツに着目「我慢がうまい」

公開日:2022.02.02

更新日:2022.05.18

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千賀のピッチングを元大リーガー・五十嵐氏が解説

 昨年は6年連続2桁勝利となる10勝を挙げたソフトバンク・千賀滉大投手。野球日本代表「侍ジャパン」の一員として、昨夏の東京五輪での金メダル獲得にも貢献した。その凄さはどこにあるのだろうか。元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏が「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTube内で解説している。

 1日からキャンプインし、ブルペンで投球練習した千賀。捕手を座らせての全力投球ではなかったが、五十嵐氏は「キャッチボールを見ているだけでもかなりいい」と評価する。中でも、股関節と体重移動の「我慢がうまい」と話す。

 投球動作においては、捕手方向に進む力と反対方向に残す力の両方、いわゆる体重移動が大事だという。千賀は、軸足となる右足に体重を乗せる際、股関節が体の内側に入り、“壁”ができる。さらには軸がぶれないため「壁を崩さないまま移動できるので、力を発揮できる」と語った。

 最速161キロの剛速球はもちろん筋肉による部分も大きいだろう。一方、体の使い方も一流だからこそなせる業でもある。野球少年たちは、股関節の入れ方、体重移動に着目して投球してみてはどうだろうか。

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